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動画作成の裏側!~東京音楽隊記録掛~
皆さん、東京音楽隊の動画企画「#おうち時間を有意義に 動画コーナー」はお楽しみいただいていますか?なかなか演奏会を行う機会がない中、皆様から寄せられる反響に隊員が元気をいただいています。
さて、今回のコラムでは、初めての試みであります「リモート演奏動画」が完成するまでの裏側をご紹介したいと思います。
東京音楽隊には、演奏会で使用する録画・録音機材に関するすべてを担当する部署があります。その名も「記録掛」!
音量バランスを見る伊能2曹
ヴォーカルマイクやスピーカーのセッティングをはじめ、録音録画や編集作業、写真撮影などなどなど…その業務は多岐にわたります。
この度の動画配信企画で最も活躍しているのが彼らです。
それでは撮影の過程を見ていきましょう。
1 選曲・メンバー決め
お客様によろこんでいただけるかはもちろんのこと、著作権や、他音楽隊と曲が被っていないかなど、いろいろな要素を考慮します。
メンバーは、その動画の発起人が集めることが多いようです。今回の発起人・トランペットの本田2曹によると、色々な編成やジャンルにチャレンジできるようにメンバーを決めているとのことでした!
2 基準となるパートの撮影
東京音楽隊が今撮影している動画は、リモート動画です。隊員が一人ずつ演奏したものをあとから合成編集していきます。
一番初めに撮影するのは、出番が多かったり拍が一定だったりと、グループの中で要となるパートです。他の隊員はこの音源を聞きながら撮影していくので、責任重大です!
耳に入れたイヤフォンから、参考音源やメトロノームを流しています。
撮影中もソーシャルディスタンスを保ちます。
今回は2台のカメラと1台のマイクを使用。
3 そのほかのパートの撮影基準となる音源を聞きながら、そのほかのパートを一人ずつ撮影していきます。音源に合うように演奏しないと、あとの編集作業が大変です。
沼田3曹、カメラ目線ありがとうございます!
楽譜を確認し、アドリブのチェックを行う横野1曹。
見守るときも、マスクとソーシャルディスタンス
4 編集作業!
撮影した映像と音源を合成編集していきます。タイミングや音量のバランスなど、気にかけなければならないことがたくさんあるそうです。
コマ割りなど、見ていて飽きさせないような映像編集もこの時に行います。
5 サムネイル作製
動画の視聴回数に大きな影響を及ぼすのが、サムネイル。動画一覧で見かける、小さい画像のことです。
こちらを作るのは、画像編集を担当するデザイン掛。普段は演奏会のチラシやパンフレットなどをデザインしています。
本田2曹が参加した動画のサムネイル
6 最終チェック!
出来上がった動画は、東京音楽隊長のチェックを受け、海上幕僚監部広報室に送られます。そちらでの最終チェックで合格をいただき、初めて皆様にご覧いただけることになります。
以上、東京音楽隊の動画作製、その裏側をご覧いただきました。今回の本田2曹の動画は鋭意編集中ですので、配信までしばらくお待ちください。
これからも楽しいコンテンツをお届けしていきたいと思いますので、これからも海上自衛隊の活動へのご理解をよろしくお願いいたします。
#おうち時間を有意義に 動画コーナー
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