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KAKADU2024におけるオーストラリア海軍艦隊司令官との懇談について
自衛艦隊司令官 大町克士海将は、豪州海軍主催多国間共同訓練(KAKADU2024)を主催した、オーストラリア海軍艦隊司令官 クリストファー・スミス少将と懇談を実施しました。
冒頭では、スミス司令官の卓越したリーダーシップにより、大規模な本訓練が円滑に開始できたことを共に喜ぶとともに、前回の2022年に引き続き、本訓練への招待に対して謝意を伝えました。
両司令官は、北朝鮮籍船舶との「瀬取り」を含む違法な海上活動に対する警戒監視活動、日米豪を中心とした多国間共同訓練、海上協同活動(MCA:Maritime Cooperative Activity)等の「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた日豪艦隊の積極的な活動が、同地域の平和の安定に寄与していることを確認しました。また、日豪両国が米NZと共に太平洋島嶼国との防衛協力を一層深化させるとともに、インド太平洋地域の経済を支える海上輸送路の保護の重要性を確認しました。そして、日米豪による新たな取り組みであるIW(情報戦)に係る連携の強化及びハイエンドな戦術訓練を継続して、日豪艦隊の相互運用性を飛躍的に向上させることで一致しました。
自衛艦隊は、即応態勢を維持し、我が国の防衛のみならず、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、同盟国・同志国海軍と協働して、インド太平洋地域の平和と安定に貢献しています。