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KAKADU2024におけるフィリピン海軍艦隊司令官との懇談について
自衛艦隊司令官 大町克士海将は、豪州海軍主催多国間共同訓練(KAKADU2024)に参加しているフィリピン海軍艦隊司令官レナト・ディビッド少将との懇談を行いました。
力による一方的な現状変更及びその試みに強い懸念を共有する日比両国は、法の支配に基づく国際秩序を支持する重要なパートナーです。
両司令官は、日比両国にとって重要な海上輸送路(SLOC : Sea Line of Communication)の一つである南シナ海において、海上協同活動(MCA)等の比海軍との協調した行動を取ることによって、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた共通の強固な意志を示す必要性を改めて確認しました。そして、この実現に向けて、両国艦隊が日比2国間・日米豪を中心とした多国間共同訓練、相互の艦艇寄港、司令官懇談、幕僚によるスタッフトークス等の様々な活動を積極的に利用して、更なる連携の強化を図ることで一致しました。また、自衛艦隊の隷下部隊と比海軍C-90哨戒機部隊がシスタースコードロンを早期に締結することで合意しました。
自衛艦隊は、即応態勢を維持し、我が国の防衛のみならず、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、同盟国・同志国海軍と協働して、インド太平洋地域の平和と安定に貢献しています。