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日米加比共同訓練の実施

 護衛艦「きりさめ」は、南シナ海において、日米加比4か国による海上協同活動(Maritime Cooperative Activity)の一環として、日米加比共同訓練を実施しました。
 この海上協同活動は、「航行の自由」といった権利を支持し、国際法上の海洋における権利を尊重する、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた地域的・国際的な協力を強化するための取組みです。
 本共同訓練には、米海軍駆逐艦「ラルフジョンソン」、P-8A哨戒機、カナダ海軍フリゲート「モントリオール」、フィリピン海軍哨戒艦「アンドレス・ボニファシオ」が参加しました。
 「きりさめ」艦長の齋藤直樹2等海佐は、「本共同訓練を通じて、本艦の戦術技量の向上及び参加した米加比海軍との連携強化を図りました。日米加比4か国は、力による一方的な現状変更及びその試みに強い懸念を共有し、法の支配に基づく国際秩序を支持する重要なパートナーです。今回、我が国の重要な海上輸送路の一つである南シナ海において、日米加比海軍種の協調した行動によって、『自由で開かれたインド太平洋』の実現に向けた各国共通の強固な意志を示すことができたものと考えます。本艦は、様々な不測事態に即応できる態勢を維持しつつ以後の任務に従事します。」と述べました。
 自衛艦隊は、即応態勢を維持し、我が国の防衛のみならず、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、同盟国・同志国海軍と協働して、インド太平洋地域の平和と安定に貢献しています。