NEWS

日米韓共同訓練(護衛艦「ひゅうが」、「こんごう」)の実施について

 1月15日~17日、護衛艦「ひゅうが」及び護衛艦「こんごう」は、東シナ海において日米韓共同訓練を実施しました。本共同訓練には、米海軍空母「カール・ヴィンソン」、巡洋艦「プリンストン」、駆逐艦「キッド」、駆逐艦「スタレット」、韓国海軍駆逐艦「セジョン・デワン」及び駆逐艦「ワン・ゴン」が参加しました。
 日本側指揮官を担任した第3護衛隊群司令 横田和司海将補は、「北朝鮮による弾道ミサイル発射など我が国周辺の安全保障環境が一層厳しさを増す中、本共同訓練では、日米韓海軍種の共同による戦術訓練を演練し、戦術技量の向上並びに米海軍及び韓国海軍との連携強化を図りました。また、本共同訓練は、地域の安全保障上の課題に対応するための3か国協力を推進するものであり、共通の安全保障と繁栄を保護するとともに、ルールに基づく国際秩序を強化していくという日米韓3か国のコミットメントを示すものです。引き続き、海上自衛隊は、力による一方的な現状変更を許容しない安全保障環境の創出に向けて、米韓海軍との連携強化に努めてまいります。」
 また、本訓練に関して米海軍第1空母打撃群司令官 カルロス・サルディエロ少将は、「米海軍第1空母打撃群は、日本と韓国の海上部隊と訓練を実施し、統合部隊としての能力をさらに向上させています。本訓練は、同盟国との安全な航海と飛行を行い、情報共有能力を向上させ、相互に協力し、海上における領域認識やその他の安全保障上の利害を共有する能力を高めるという我々のコミットメントを示すものです。」と述べました。
 自衛艦隊は、即応態勢を維持し、我が国の防衛のみならず、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、同盟国・同志国海軍と協働して、インド太平洋地域の平和と安定に貢献しています。