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令和5年度インド太平洋方面派遣(IPD23)部隊第1水上部隊の出国について

 5月31日、令和5年度インド太平洋方面派遣(IPD23:The Indo-Pacific Deployment 2023)第1水上部隊の護衛艦「いずも」は、母港の横須賀基地から出国しました。
なお、同じく第1水上部隊の護衛艦「しらぬい」は、去る5月15日に大湊基地から出国し、すでに一部任務を開始しているとともに、護衛艦「さみだれ」は本日6月1日に、呉基地から出国しました。IPD23の第1水上部隊は、米・豪・印をはじめとしたインド太平洋地域における各国海軍等と共同訓練を実施するとともに、同地域の沿岸国に寄港し、様々な交流行事を通じて、各国との相互理解と親善関係を深める計画です。
 出国に際して、自衛艦隊司令官 齋藤聡海将は、「インド太平洋方面派遣部隊は、我が国が推進する『自由で開かれたインド太平洋』の実現に資するべく編成された。厳しい安全保障環境のなか、本派遣では、『力による一方的な現状変更の試みは許さない』という我が国の強い意志と、志を同じくする国との強い絆を示すことが求められる。各人が『日本代表』の一員であるとの自覚を持って、様々な訓練や行事に臨んでもらいたい。総員が一丸となって任務を完遂し、無事に帰国することを祈念している。」と述べました。
 自衛艦隊は、即応態勢を維持し、我が国の防衛のみならず、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて同盟国・同志国と協働して、インド太平洋海域の平和と安定に寄与しています。