NEWS

自衛艦隊司令官のFleet Commanders’ Round Table への参加について

 4月21日、自衛艦隊司令官 齋藤聡海将は、韓国・釜山において開催された日米豪韓の艦隊司令官によるFleet Commanders' Round Tableに参加しました。
 この会議は、インド太平洋地域の平和と安定のため、各国の艦隊を指揮する司令官により、様々な不安定要因に関する共有、共同演習、域内における防衛協力等について話し合う会議です。
 齋藤自衛艦隊司令官は、「力による一方的な現状変更やその試みは、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序に対する深刻な挑戦であり、日米豪韓が一致して、これらを許容しない安全保障環境を創出する必要がある。そのためには、「自由で開かれたインド太平洋」構想の実現に向けて、日米豪韓の海軍種が引き続き強固に連携するとともに、インド太平洋地域の友好国と協力を一層深めることが不可欠である。自衛艦隊は、同盟国・同志国海軍とともに同地域の平和と安定に寄与するあらゆる活動を引き続き積極的に実施する。」と述べました。
 米7艦隊司令官カール・トーマス中将は、「志を同じくする仲間である艦隊チームが結集して、共通の国益の中で、海洋領域の規範を遵守する努力を傾注することが極めて重要である。私たちの決意を結集することにより、自由で開かれたインド太平洋を維持し、侵略を抑止することができる。」と述べました。
 各国の艦隊司令官は、2023年も引き続き日米豪韓の海軍種が強固に連携して、「パシフィック・ヴァンガード」演習に代表される高度な戦術を演練するための共同訓練の実施よって、戦術技量の向上及び各国海軍との連携の強化を図るとともに、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて、インド太平洋諸国との防衛協力等に積極的に共同で取り組み、同地域の平和と安定に協力して貢献していくことで一致しました。