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令和5年度インド太平洋方面派遣(IPD23)部隊第3水上部隊護衛艦「くまの」の出国について

 4月20日、令和5年度インド太平洋方面派遣(IPD23:The Indo-Pacific Deployment 2023)第3水上部隊の護衛艦「くまの」は、横須賀基地から出国しました。
 護衛艦「くまの」の出国にあたり、自衛艦隊司令官 齋藤聡海将は、「本派遣は、我が国が推進する法の支配に基づく海洋秩序、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に資するべく、平成二十九年度から開始されたもので、今回で七度目となる。その目的は、各国海軍等との訓練等を通じ、戦術技量を向上させるとともに、連携強化を図り、地域の平和と安定に寄与することである。このように、本派遣は、国際社会の繁栄に貢献する我が国の強い決意を世界に対して示す極めて重要な意義を有するものである。また、派遣には、これまで以上に「力による一方的な現状変更の試みは許さない」という我が国の強い意志と、志を同じくする国との強い絆を示すことが求められる。FFM(多目的フリゲート艦)が就役して初めてかつ単独での海外派遣となるが、全ての乗員が、各々の持ち場において与えられた職責に誠実に取り組んでもらいたい。」との壮行の辞を述べました。
 出国に際して、「くまの」艦長櫻井敦2等海佐は、「本艦は、約2か月の派遣期間中、インドネシア、マレーシア、シンガポールを訪問します。我が国最新鋭のFFMによる各国との共同訓練等を実施し、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて各国海軍と協働する姿を示してまいります。元気に行ってまいります。」と述べました。
 自衛艦隊は、即応態勢を維持し、我が国の防衛のみならず、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けて同志国・友好国と連携して、インド太平洋海域の平和と安定に寄与しています。