先任伍長の独り言

先任伍長制度とは?

 先任伍長制度を制定した趣旨は、服務やメンタルヘルスに関して、個々の曹士隊員に対するきめ細かい指導体制を一層強化するとともに、組織的に曹士隊員の規律、風紀等を維持する体制を構築するため、これらに任ずる者を制度的に設けたものです。
 特に、海上幕僚監部、自衛艦隊司令部、各地方総監部等の上級部隊にも先任伍長を配置し、海自全体をネットワーク的に網羅したことが、本制度の大きなポイントであり、閉鎖的になりがちな部隊内の問題を、先任伍長間で相互に解決することを期待するものです。

 先任伍長は・・・
 部隊等の長が指定し、当該部隊等の海曹士を総括して、部隊等の長を補佐します。主な任務は、次のとおりです。
 平成17年度末に見直され、「規律及び風紀の維持」に特化された印象のある任務を、より幅広く実施し得るよう、「部隊等の長の補佐」「海曹士を総括」「部隊等の団結の強化」を追加しました。
 また、服務の意味は、単なる規律維持や事故防止に留まるものではなく、自衛隊法第52条の「服務の本旨」に示されるように、隊務全般に係るすべてに及びます。

 先任伍長総括系統としては、海上幕僚監部に勤務する「海上自衛隊先任伍長」を筆頭に、12名の「自衛艦隊等先任伍長」、31名の「護衛隊群等先任伍長」、そして、直接隊員を指導にあたる約290名の部隊等先任伍長の約340名により構成されています。
 先任伍長を識別するため及び先任伍長としての自覚を更に高揚させるため、「海上自衛官服装細則」の一部を改正して識別章が制定されています。
 先任伍長識別章に示された桜の数は、各先任伍長間の上下の階層を示すものではなく、その配置に応じた役割の違いを示すものです。この役割の違いとは、例えば、自衛艦隊等先任伍長には隷下部隊の曹士の代表としての活動、部隊等先任伍長は曹士と直接接し服務指導等にあたるといった活動が求められていると言うことです。