機雷掃海は複数の掃海艇で行う
そして、時には物資などを各艇の間で移送させる必要がある

そのためには掃海艇間に数多くの索(ロープ)などを
展張しなければならない

今回はその最初の段階
”サンドレッド投てき”訓練の様子をお伝えする

訓練を終えて
洋上での訓練は危険を伴う
だからいつも真剣である

ほんのつかの間に垣間見える隊員の笑顔は
街中にいる若者と何ら変わることはない

サンドレッド投てきの瞬間である

海上自衛隊の体力測定ではソフトボール投げが行われるが

こんな時のためなのかもしれない

ちなみに・・
手前に落ちるとちょっと恥ずかしいらしい・・

何度も繰り返し訓練を行う

一見地味に見える訓練ではあるが
地道な訓練を積み重ねにより、
いざという時に無駄な時間を費やすことなく
本来の目的である物資などの移送を
迅速に行うことができるのである

”訓練は実戦の如く、実戦は訓練の如く”

先人達からの教えである

1回目の訓練終了

一旦離隔し次の近接に備える

サンドレッドを受け取った僚艇では各艇間の距離を測定する
距離索を展張しサンドレッド投てき訓練を開始する。


間もなく僚艇が並走する

近接時には各艇の甲板作業員が整列し作業開始に備える

サンドレッドとは

砂の入った錘で、サンドレッドに取り付けた索により、
岸壁では係留索であったり、洋上では物資などを
移送させるための授受索を引き込むことができる。

近接する僚艇

掃海艇のサンドレッド投てきは
人力で投げ込む必要があるため十分に近接する必要がある

危険かつ精巧な操艦技術を必要とする