平成31年度インド太平洋方面派遣訓練部隊(IPD19)

派遣訓練の目的

 インド太平洋地域の各国海軍等との共同訓練を実施し、部隊の戦術技量の向上を図るとともに、各国海軍との連携強化を図るものです。また、本訓練を通じ、地域の平和と安定への寄与を図るとともに、各国との相互理解の増進及び信頼関係の強化を図っていきます。
 「自由で開かれたインド太平洋」の前提は、地域の平和と安定であり、海上自衛隊はこの実現に向け、各国との協力を推進していきます。

平成31年度インド太平洋方面派遣訓練について

期間

平成31年4月30日(火)~7月10日(水)

派遣部隊

指揮官 第1護衛隊群司令 海将補 江川 宏 (えがわ ひろし)
艦艇 護衛艦「いずも」 (DDH183)
護衛艦「むらさめ」 (DD101)
護衛艦「あけぼの」 (DD108)
派遣人員 約800名

訪問予定国

写真で見る活動

[7月10日]
護衛艦「いずも」及び「むらさめ」が横須賀港に帰港し、本日をもって、72日間に及んだ派遣訓練が無事終了しました。今回の活動を通じ、地域の平和と安定への寄与並びに各国との相互理解の増進及び信頼関係の強化を図ることができました。また、部隊の戦術技量の向上を図るとともに、各国海軍との連携強化も図ることができました。

[7月9日]
護衛艦「いずも」総員で「甲板流し」を行いました。入港前に、護衛艦に付着している汚れや塩分を洗い落す作業です。海上自衛隊の護衛艦は世界一、清潔で美しいと言われる所以です。

[7月9日]
護衛艦「あけぼの」が母港である佐世保に入港しました。

[7月8日]
戦術運動及び戦術飛行訓練などの各種訓練を行いました。IPD19の長期行動も、間もなくその任務を終えようとしていますが、各艦乗員は、気を緩めることなく訓練に励みました。

[7月7日]
洋上において高性能20mm機関砲及び76mm速射砲などの射撃訓練を実施しました。射撃訓練は安全かつ適切に実施され、部隊としての戦術技量の向上を図ることができました。また、射後手入れを丁寧に行い、小火器の性能・機能の維持に努めています。

[7月6日]
対潜訓練や各種訓練を行っている様子です。

[7月5日]
各種訓練を行っている様子です。

[7月5日]
IPD19にとって最後の金曜日であり、各艦乗員はそれぞれのカレーを楽しみました。

[7月4日]
各艦において、洋上慰霊祭を行い、バシー海峡周辺海域に眠る英霊に祈りを捧げました。

[7月4日]
本派遣訓練の記念として、搭載ヘリの訓練にあわせて上空から「IPD19」の人文字の写真撮影を行いました。

[7月3日]
護衛艦「いずも」、「あけぼの」、「むらさめ」はフィリピン共和国のスービック港を出港しました。

[7月2日]
「いずも」の艦上にて、人道支援/災害救援(HA/DR)セミナーを実施しました。本セミナーでは、「いずも」の災害対応機能、震災対応状況下の訓練展示等をフィリピン国軍等に紹介しまし、災害対処能力に係る相互理解の促進を図りました。

[7月2日]
第1護衛隊群司令は、フィリピン海軍参謀長及び在フィリピン日本国特命全権大使を表敬訪問しました。

[7月2日]
フィリピン国防大学学生が護衛艦「いずも」を訪問しました。

[7月1日]
護衛艦「いずも」において、艦上レセプションを行いました。

[7月1日]
第1護衛隊群司令は、フィリピン海軍教育訓練軍団司令官及びフィリピン海軍艦隊司令官を表敬訪問しました。

[7月1日]
フィリピン海軍との書道を通じた文化交流や綱引きなどのスポーツ交歓イベントを行いました。。

[6月30日]
在フィリピン日本国大使及びフィリピン共和国の財務大臣、国防大臣が護衛艦「いずも」に来艦されました。

[6月30日]
スービック港(フィリピン共和国)において行われた、歓迎行事の様子と、フィリピン海軍施設部隊司令官による護衛艦「いずも」来艦、共同記者会見の様子です。

[6月30日]
スービック港(フィリピン共和国)への入港の様子です。

[6月29日]
IPD19の各護衛艦は、スールー海において洋上慰霊祭を行い、英霊に献花するとともに、鎮魂の祈りを捧げました

[6月29日]
「第3回日ASEAN乗艦協力プログラム」のプログラムが全て終了し、閉会式において、第1護衛隊群司令から参加者に証明証が手渡されました。

[6月29日]
「第3回日ASEAN乗艦協力プログラム」の一環としてASEAN各国海軍士官が行う「大規模自然災害時のHA/DR活動における海軍の役割」に関する討論会の開催を支援しました。

[6月28日]
「第3回日ASEAN乗艦協力プログラム(SRCP: Ship Rider Cooperation Program )」に参加しているASEAN各国海軍士官も本訓練を見学するとともに、SRCPでは、人道支援/災害救援活動(HA/DR:Humanitarian Assistance / Disaster Relief)に関するセミナーを実施しました

[6月28日]
パラワン島周辺海空域(スールー海)において、フィリピン海軍揚陸艦「ダバオ・デル・スール」と捜索・救難訓練などの日比共同訓練を行いました。

[6月27日]
「第3回日ASEAN乗艦協力プログラム(SRCP: Ship Rider Cooperation Program )」に参加しているASEAN加盟国からの参加者に対し、国連海洋法条約に関する国際法セミナー及びCUES(海上における衝突回避規範)等を使用した通信訓練を実施しました。

[6月26日]
26日から30日までの間、IPD19は、「第3回日ASEAN乗艦協力プログラム(SRCP: Ship Rider Cooperation Program )」を実施します。本プログラムは、ASEAN全加盟国の海軍士官及びASEAN事務局からの参加者が「いずも」に乗艦して、法の支配の貫徹のための国際法の認識共有や海洋安全保障に係る能力向上支援及び相互理解・人的ネットワーク構築の促進を図ることで、地域の安定に寄与することを目的としています。

[6月26日]
ブルネイ海軍哨戒艦「ダルタクワ」と親善訓練が終わった後、IPD19は、海上保安庁 巡視船「つがる」と通信訓練や人員輸送などの共同訓練を行い、海上自衛隊の護衛艦と海上保安庁巡視船との連携を強化しました。

[6月26日]
ムアラ港(ブルネイ・ダルサラーム)を出港したIPD19は、ブルネイ海軍哨戒艦「ダルタクワ」と戦術運動や通信訓練などの親善訓練を行い、ブルネイ海軍との相互理解の増進及び信頼関係の増加を図りました。

[6月26日]
ムアラ港(ブルネイ・ダルサラーム)において、抜錨(錨を揚げる)して出港しました。抜錨後は、怒りに付着した泥や海水を真水で洗い流します。

[6月25日]
ムアラ港(ブルネイ・ダルサラーム)において、近郊のビーチ清掃などのボランティア活動をブルネイ海軍とともに行いました。また、 日本人会へ艦艇特別公開を行いました。

[6月24日]
IPD19は、ムアラ港(ブルネイ・ダルサラーム国)において、第1護衛隊群司令が、ブルネイ海軍の高官等への表敬を行いました。夜は「むらさめ」において、在ブルネイ・ダルサラーム国日本国特命全権大使、第1護衛隊群司令共催の艦上レセプションを実施し、ゲストとの交流を深めました。

[6月24日]
ムアラ港(ブルネイ・ダルサラーム国)において、乗員たちは、柔道やサッカーなどを通じた地元の人々及びブルネイ海軍と交流を図りました。

[6月24日]
ムアラ港(ブルネイ・ダルサラーム国)において、IPD19の乗員たちは、ブルネイ海軍艦艇「DARUTTAQWA」を見学しました。

[6月23日]
IPD19は、ムアラ港(ブルネイ・ダルサラーム国)に入港し、温かい歓迎を受けました。入港歓迎行事後、第1護衛隊群司令は、記者会見を実施しました。

[6月21日]
様々な訓練を行いながら航行しています。写真は、護衛艦「いずも」、「むらさめ」、「あけぼの」による反転入列、「いずも」と艦載ヘリコプターによる空中給油。

[6月21日]
護衛艦「あけぼの」の様子です。

[6月20日]
南シナ海において、米海軍原子力空母「ロナルド・レーガン」ほか艦艇数隻とともに、日米共同訓練を実施しました。

[6月19日]
南シナ海において、米海軍原子力空母「ロナルド・レーガン」ほか艦艇数隻とともに、日米共同訓練を実施しました。IPD19は、米海軍との相互運用性の更なる向上を図るとともに、強固な日米同盟を礎に、地域の平和と安定への寄与を図ります。

[6月18日]
様々な訓練を行いながら航行しています。写真は立入検査隊及び戦術運動の様子です。

[6月17日]
ベトナム人民海軍のコルベット「381号」と親善訓練を実施し、ベトナム人民海軍との連携をより一層深めることができました。

 

[6月17日]
カムラン国際港(ベトナム社会主義共和国)出港の様子です。

[6月13日-15日]
カナダ海軍フリゲート「レジャイナ」及び補給艦「アステリクス」とベトナム沖において、日加共同訓練(KAEDEX)を実施しました。「KAEDEX」は、「KAEDE」(楓)と「EXERCISE」(訓練)とが合体した言葉で、カナダ国旗にもなっている「楓」という日本語を日加の2国間訓練の名称に起用しました。

[6月15日]
ビーチ清掃などのボランティア活動、地元の子供たちと柔道を行ったり、ベトナム海軍とサッカーを行うなどのスポーツ交歓を行いました。夜は「いずも」において、在ベトナム大使、第1護衛隊群司令共催の艦上レセプションを実施し、ベトナムの方々との親睦を深めました。

[6月14日]
ベトナム社会主義共和国のカムラン国際港に入港し、温かい歓迎を受けました。第1護衛隊群司令が記者会見を実施しました。 ベトナム人民海軍士官が「いずも」を見学する一方で、群司令はベトナム人民海軍の高官等への表敬を行いました。

[6月13日]
護衛艦「いずも」、「むらさめ」による戦術運動、搭乗員ブリーフィング、護衛艦「あけぼの」による占位運動の様子です。

[6月10日~12日]
6月10日から12日までの間、南シナ海において、米海軍原子力空母「ロナルド・レーガン」ほか艦艇数隻と、日米共同訓練を実施しました。米海軍との相互運用の更なる向上を図るとともに、強固な日米同盟を礎に、地域の平和と安定への寄与を図ります。

 

[6月11日]
航空機整備、CIC、防水訓練など各種訓練をそれぞれの持ち場で行っています。

[6月10日]
護衛艦「むらさめ」の防火訓練の様子。

[6月10日]
通信員及びシステム整備員の様子です。通信員及びシステム整備員は、通信機器や情報システムの運用・保守・整備を担任し、様々な通信手段を確保することによって、上級司令部-現場指揮官-関係部隊間の意思疎通を安全、確実、迅速に図ります。

[6月9日]
防火訓練の様子です。艦内で火災が発生したと想定し、即応できるように何度も繰り返し訓練を実施します。

[6月8日]
経理員及び補給員を紹介します。経理員は、隊員の給与等を計算し支給する業務、物品の購入、契約業務、総務、文書処理といった庶務業務や福利厚生業務を実施しています。補給員は、護衛艦等に搭載されている弾薬、燃料、食料品、衣服等の物資を効率的かつ迅速に準備し、提供する業務を実施しています。

[6月7日]
ガスタービン員の様子です。ガスタービン員は、艦艇の推進力、電気を賄うガスタービンエンジン関連機器の制御並びに整備を行っています。

 

[6月6日]
スンダ海峡を抜け、ジャワ海に入りました。護衛艦「いずも」及び「むらさめ」において洋上慰霊祭を行い、1942年のスラバヤ・バタビア沖海戦で命を落とした英霊に対し、花輪と鎮魂の祈りを捧げました。

 

[6月5日]
「いずも」の燃料移送装置を使用して、「いずも」から「むらさめ」に対し、洋上において燃料移送をしている様子です。

[6月4日]
海賊対処訓練及び搭載ヘリによる艦上ホイスト訓練の様子です。

[6月3日]
護衛艦「むらさめ」の訓練の様子です。

[6月3日]
航空管制員の様子です。航空管制員は、護衛艦から離着陸する航空機の経路を目視及びレーダー画面で確認し、パイロットと無線で交信をします。離陸及び着陸の様々な指示及びアドバイスを行い、航空機の安全運航及び任務達成に貢献しています。また、南十字星が夜空に現れました。

[6月2日]
CIC(Combat Information Center:戦闘指揮所)における訓練の様子です。CICでは、各部からの情報を集約し、状況を把握しつつ、意思決定を行います。

[6月1日]
IPD19は赤道を通過し、南半球に入りました。俗に、赤道を通過した船乗りは「ネプチューンの息子」又は「亀の甲羅」などと称され、熟練の船乗りとされます。

[5月31日]
今日はカレー曜日。「いずも」カレーと「むらさめ」カレー。

[5月31日]
PHALANXPAC(いずも)、12.7mm射撃訓練(いずも)、射後手入れ(いずも)、HS機関銃射撃訓練、76mm砲 較正射(むらさめ)、12.7mm射撃訓練(むらさめ)の様子です。

[5月30日]
気象海洋員を紹介します。海上自衛隊は、その名のとおり、海の上空、深海を含む海を活動の拠点としているので、常に自然を相手に行動しています。気象海洋員は、艦艇及び航空機の運航に必要な気象・海象の観測及び予察を行い、部隊の運用及び保安に貢献しており、我々の任務達成の一翼を担っています。