伝統の遠泳

 
ゴール目指し力泳する学生達

1術科学校では、7月27日(火)に江田島湾において、5マイル遠泳を実施しました。

 遠泳の目的は、強靱な体力及び不撓不屈の精神の涵養並びに連帯感の育成を図るために夏季鍛錬行事の一環として実施しているものです。

当日の天気は、遠泳には丁度良い薄曇りの中実施され、学校長へ各課程学生からの入水報告後、各分隊毎逐次すべりから4列縦隊で入水しました。

途中、小腹を満たすために乾パンや氷砂糖等が伝馬船上の教官から学生達に向けて投げ込まれ、各自「餌付けの鯉の如く」懸命にキャッチしていました。

 心待ちにしていた昼食は隊列を解き、食事といえども伝馬船に掴まりながら、焼きおにぎり、バナナ等で腹を満たし、再び隊列を組んでゴールを目指して泳ぎ始めました。

 ゴールの際は、学校長他多くの関係者が拍手で出迎える中、真っ黒に日焼けした学生達が堂々と離水して整列し、各課程学生から学校長へ離水報告を行った後、疲れた体を癒すために給食係が準備した「あめ湯」を飲んでいました。


感動のゴール

遠泳は、旧海軍兵学校以来連綿と実施されている伝統行事の一つであり、本訓練を見事やり遂げた学生247名(内女性12名)は何物にもかえられない達成感と素晴らしい思い出を得ると同時に、同期の絆を更に強めました。

江田島では遠泳が終わるといよいよ夏本番がやって来ます。


学校長に離水報告する学生

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