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第1術科学校長

海将補  小杉 正博(こすぎ まさひろ)

 
 
このたび、第50代第1術科学校長として着任しました小杉です。
海上自衛官にとりまして、教育の原点ともいうべき、ここ江田島で勤務できることを光栄に思います。
ご存じのとおり、江田島は海軍時代から士官教育を実施しており、海上自衛隊となった現在も教育のメッカとして海軍の良き伝統を継承しつつ、精強な海上自衛官の育成に努めております。

 世界情勢がますます複雑で不安定なものとなった現在、我々海上自衛隊第1術科学校に求められているものは、将来にわたり、いかなる事態にも柔軟かつ的確に対応できる海上自衛官を育成することにあります。装備が高性能化しても、個人の術科技量の必要性が低下することはありません。むしろ少子化により人口減少が進む現在、隊員1人1人がより高度かつ広範囲な知識を身につけ対処せざるを得ない状況にあります。教官、職員、学生、1人1人が自分の使命をしっかりと自覚し、一丸となって日々の職務、勉学に取り組んで参ります。

 与えられた現状の中で最大限の努力を払い、誠実に術科技量を高めることが直接、海上自衛隊の精強さに貢献し、国防力を充実させ、ひいては我が国の平和と独立を維持するとともに、国民の安全を確保するということを強く認識し、我々に任された責務を果たしていく所存です。

 今後とも、海上自衛隊第1術科学校に対するご支援を賜りますようお願い申し上げ、私の着任のご挨拶といたします。

令和6年12月20日 第50代 第1術科学校長 海将補 小杉 正博