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 戦略研究会

 米海軍作戦部長が海上における優位性維持のための構想を発表

(トピックス031 2016/01/21)

   2016年1月5日、米海軍作戦部は海上における優位性維持のための構想(A Design for Maintaining Maritime Superiority)を発表した1
   これは、米海軍がいかにして安全保障環境の変化に対応し任務を完遂し続けていくのかについて、21世紀の海軍力のための協力戦略(改訂版)2(CS-21R)に明確に述べられた目標を達成するための将来方針に沿った最初のステップを述べたものである。
   本構想では、特に戦略的環境(Strategic Environment)において海軍が克服しなければならない3つのグローバルな支配力(Global Force)を踏まえ、構想実現に必要な4つの努力方針(Four Lines of Effort)について説明している。また、分散型作戦(decentralized operation)を指導する指揮官以下の全隊員に求められる中心的特質(Core Attributes)についても列挙し、組織としての活動のみに焦点を当てるのではなく、組織を構成する個人の資質の向上にも言及しているところが特徴である。
   本トピックスでは本構想を仮訳で紹介する。

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海上における優位性維持のための構想(仮訳)3
A Design for Maintaining Maritime Superiority

■ 責 務(Mission)
   米海軍は、海上作戦における機敏で持続的な戦闘事案に対応できるであろう。我が海軍は、米国が世界中の主要地域に与える戦略的な影響を保持し、それらが攻撃を受けることから米国を護るのである。米海軍兵力及び作戦 − 海底から宇宙まで、深海から沿海まで、そして情報の領域において – 敵対行為を抑止し、米国並びに我が国の同盟国及び友好国が受容できる条件で、危機事態の平和的解決を可能とするであろう。もし抑止が失敗したならば、米海軍はいかなる敵をも打ち砕くための決定的作戦を遂行することになろう。

■ はじめに(Introduction)
   240年間、米海軍は米国の安全保障上及繁栄の礎石であり続けてきた。この責任を果たし続けるために、我々は新興する安全保障環境に適応しなければならない。本構想に展開される提言は、この新たな環境における「改訂版21世紀の海軍力のための協力戦略」(CS-21R)に明確に述べられた目標を達成するための将来方針に沿った最初のステップを表している。それは極めて複雑な挑戦である。それらに着手するに際して、まず最初に我々の歴史 – 如何にして現在に至ったか – について理解しなければならない。我々は前進し続けるが、すべてうまくことが運ぶとも考えていない。だからこそ我々は、自身と取り巻く環境をモニターし、評価していくのである。我々は、学び、適応する。常に最善を追求し、能力の限界に取り組むのである。これは「トップダウン」の取り組みではなく、総員が貢献しなければならないのである。

■ 戦略的環境(Strategic Environment)
   20世紀前夜、合衆国は南北戦争から復興し、グローバルな大国への基礎を築きあげたが、その持続する繁栄の方向は明確ではなかった。アルフレッド・セイヤー・マハン海軍大佐は、米国の成長に必要な海外市場へのアクセスについて主張し、今度はそのアクセスを護るための卓越した海軍を要求するという方向を示す一助となった。アメリカは、グローバルな権益を有する国家に成長し、海は新たなフロンティアへの通り道となったのである。

   マハンのビジョンの本質は未だに当てはまる。それは、アメリカの権益は我が国の沿岸の彼方に存在していると言うことである。19世紀後半で通用した事項は、今日にも通用するのである。− アメリカの成功は、信頼性、起業家精神、海外とのアクセス及び関係性に依存する。世界のグローバル化が増大する中においては、アメリカの成功は米海軍に依るところがさらに大きいのである。

   我々の責務を果たすに当たり、安全保障環境の評価から始めることが重要である。単に我々の同盟国、友好国及び競争国 – 世界の舞台での国家及び非国家という点で問題を定義してみたくなる。これらが重要である一方、さらに重要なのは世界中で生起している劇的な変化 − 競争及び協力が起こる環境の特徴を理解することである。

   根本的に、世界は劇的にグローバル化しており、この傾向は加速している。我々は、この新たな現実を考慮に入れなければならない。特に、この構想はますます利用され、ますます強調され、ますます重要になり、そしてますます論争の的となる3つの主要かつ相互に関連するグローバルな支配力について取り組んでいる。これらの3つの支配力は、海軍が作戦し、また必要とあらば戦闘し勝利しなければならない急速に変化する環境を左右するのである。

   第1のグローバルな支配力は、海洋、海上及び水路の交通であり、海底を含む – 昔ながらの海上システム(classic maritime system)である。数千年もの間、海洋は人々及び社会を繁栄のために接続する機能を果たしてきた。グローバルな経済が拡張し続け、またさらに交流するようになると、海上システムはますます米国及び世界全体として利用されるようになってきた。それまで利用された海路を往来する船舶交通は増加し、新たな貿易経路が北極に開かれ、新たな科学技術が海底資源へのさらなるアクセスを可能にした。この海上交通は、非常に多くの規制外の移民及び物資及び人員の不法船舶輸送をも含む。海上システムはさらに大幅に利用され、さらに緊張し、そしてこれまでよりももっと論争の的になるのである。

   第2のさらに影響力を増す支配力は、グローバルな情報システム – サーバー、海底ケーブル、人工衛星及び地球を包含し接続するワイヤレスネットワーク情報を載せている情報システムの新興である。海上システムよりも新しいが、情報システムはさらに広汎性に富み、非常に多くの人対人の接続及び非常に低コストでのエントリーをも可能にする。 – 文字通りコンピューターを保有する個人は、このシステムの中ではパワフルなアクターであるが、現にリンク内をニアリアルタイムで通過し増大し続ける情報は、今度は変化の度合を加速するように働く。− 音楽から薬品へ、小規模金融からミサイルへ、というように。

   第3の相互に関連する支配力は、科学技術開発と採用の増加速度である。これはゴードン・ムーア(Gordon Moore)が指数関数的に発展すると展望した情報処理、蓄積及び実現し続ける転換における情報技術の分野においてだけではない。科学者は、驚異的な速度でありふれた物質の新たな属性を解き放ち、完全に新たな物質を創り上げてもいる。ますます先進的なロボット技術、エネルギー貯蔵、3−D印刷、低価格センサーネットワークのための新たな用途は、ちょうどいくつかの例を挙げたが、どのように我々が仕事し、生きていく上でのほとんどすべての様相を変えている。遺伝子科学は、その成果を発揮し始めている。人工知能は始まったばかりであり、環境を根底から作り替えてしまう。科学技術が加速度的に導入されて行くに従って、速やかに社会に適用されて行き – 人々は科学技術が導入されるや否やこれらの新たなツールを利用する。新しく、奇抜な方法で。

   これら3つの支配力 – 海上システム内での力、情報システム力及び環境に入り込む科学技術力 – 及びこれらの相互作用は非常に深い影響を米海軍に及ぼす。我々はこの環境によってもたらされる可能性を捉えるために、できる限りのすべてを行わなければならない。我々の競争者は迅速に活動し、我々の敵は彼らの航跡の渦の中に我々を置き去りにしようと決意している。

   競争者は彼ら自身変化している。この25年で初めて、米国は超大国の競争への回帰に直面している。ロシアと中国はグローバルな大国として活動できる軍事力を発展させてきた。彼らの目標はハイエンドな戦闘能力の兵器の増大量に裏打ちされており、その多くが特に我々の脆弱性にフォーカスされ、ますます地上から海上、科学技術及び情報システムに至るまでに設計されている。彼らは情報に基づく兵器の開発及び配備を継続している。これらはキネティック及び非キネティックの両方で、射程距離、精密さ及び破壊力が増大したものである。ロシアと中国の両国はハイエンドな紛争の伝統的な境界線以下での強制や競争を行っているが、それにもかかわらず、宇宙、サイバー及び電磁スペクトルにおいて承認されている規準の弱点を不当に利用している。ロシア海軍は頻繁に、ほぼ20年の間見ることなかった地域において作戦行動を行っており、中国の人民解放軍海軍は世界中にその触手を伸ばしている。

   ロシアと中国は、米国と世界の権益に脅威を及ぼす方法で進行する安全保障環境における優勢を得ようとしているだけではない。その他の国々は、かつて列強の排他的な専門分野であった軍事科学技術を含む先進技術を追求している。— この傾向はただ継続するであろう。核兵器及びミサイル計画へのさらなる傾倒の継続と関連して、北朝鮮の挑発的な行動は北部アジア及びそれ以上の地域における安全保障に脅威を与え続けている。

   そして最近のイランとの国際合意は、イランの核保有願望を抑止するものとして期待される一方、イラン政府の先進ミサイル、代用兵力及び他の通常戦力は、米海軍が即応体制を維持すべき脅威を与え続けている。最終的に、国際テロ集団は弾力性及び適応性を有することを証明しており、現在は世界の安定及び安全保障への長期的な脅威を与えている。それらすべての主体は、これまでに述べたすべての3つの支配力 – 新たな科学技術によって強化された海上及び情報システムが可能とせしめる速度、精密性及び到達性 − 米軍の優位性に対抗するため及び過去70年の間、世界の秩序と繁栄の基礎となってきた法則と規準へ脅威を与えるため、この支配力を不当に利用しようとしているのである。

   第4の「支配力」も、我々の安全保障環境に影響を与えている。予期しない変化を除いて、新たな課題と増加する頻度に直面しながらも、国防及び海軍予算は圧迫され続ける見込みである。我々は直面する課題を「金で」切り抜けることはできないであろう。予算環境は困難な選択を強いるであろうが、新たな思考を奮い起こすに違いないのである。

   今後を展望すると、海軍が直面する課題は特質が移行しており、別々に分けて取り組むにはますます困難となっており、そしてさらに素早く変化している。このことは、我々の作戦のあらゆる視点での取り組み方の再検討を必要とするであろう。しかし、多くの分野で我々に変化が生じても、一定不変の事項も存在することを忘れないのが大切である。戦争の本質は常に、思想と敵を政治的な利益に当てはめることとの間での暴力的な人間の競り合いであり、今後もそのままであろう。この根本的な真実を考慮すれば、先人の教訓 − ツキディデス、クラウゼヴィッツ、孫子、毛沢東、コルベット、そしてそう、マハン − は未だに生きている。アメリカの世界に対する重要性はしっかりと保っている。我々の国家の信頼性は海軍にかかっており、我々の海軍は、成長し続ける。

■ なぜ「デザイン」なのか?(Why a "Design?")

   我々が直面する見通しと課題の複雑さは、クラシックな行動計画よりも異なる取り組み方を必要としている。この指針は、問題の所在と対応策について記述しているが、その一方で問題の定義と提案された解決法の双方に、固有で根本的な不確実性があることも認識している。

   それに呼応して、環境の初期評価に全力を尽くし、進むべき方向を練り上げ、行動を開始する。しかし行動しながら、我々の目標達成に首尾一貫した方法であることを確認するために環境を評価し続ける。必要であれば、我々は能力の限界に到達するよう挑戦し、適応するだろう。

   この海洋優勢維持のための構想は、今年及び後年の両方で我々の行動及び投資を指導していくものである。計画及び財政調整のさらに特定の詳細は、年度予算文書に繁栄されるだろう。

■ 中心的特質(Core Attributes)
   現環境での一つの明確なインプリケーションは、指揮官の意図によって指導される分散指揮作戦の覚悟が海軍に必要ということである。この目的を達成する現実の能力は、各隊員間及び指揮官と下級指揮官との間で、耐えうるリスクの明確な理解に基づく信頼と自信なのである。

   この信頼と自信は我々の行動によって強化され、それは我々の名誉、勇気及びコミットメントという中心的価値を反映しなければならない。我々のプロフェッショナルとしての自覚である4つの中心的特質は、自身の意志決定と行動の基準を指し示すものとして機能するであろう。もしこれらの特質に忠実に従うなら、我々の真価はその行動の中で極めて明確となるべきである。

●品位(INTEGRITY):我々の個人としての、そして組織としての振る舞いは、専門職としての我々の価値に整合する。我々は価値に一貫した行動をするための互いの決意を積極的に増強する。個人として、チームとして、そして海軍として、我々の行為は、人前であっても誰も見ていなくとも常に正直で名誉あるものでなければならない。

●責任(ACCOUTABILITY):我々は目標を明確に指定される兵力である。高度な水準を獲得し、維持している。我々の活動が我々の戦略を支えている。我々は解決しようとする問題及び提案された成果を明確に定義する。実行に当たっては、我々は誠実に進行状況を評価し、必要ならば調整する。− 我々自身が最も厳しい規準となって。

●独創(CREATIVE):誰もが可能な限り最高の自分になろうと奮闘している。− 我々は業務において100%そうなることを保証する。指揮官らは彼らの権限の限界まで行使し、その責任を取る。我々は問題意識を促し、広い視野で新たなアイデアに注目する。最も若いチームメイトが最良のアイデアを有しているかも知れず、我々はそれを捉えるために開かれていなければならない。

●屈強(TOUGHNESS):我々は力強さと粘り強さのすべての源を活用しつつ、ひとたび腰を上げれば進み続けることができる。その源は、作戦及び戦闘に必要な厳格な訓練であり、隊員の敢闘精神であり、そして家族の不動の支援である。決してあきらめることはない。

■ 4つの努力方針(Four Lines of Effort)
   本構想の執行は、戦闘、より迅速な教育、海軍全体の増強及び協力関係の構築に焦点を当てた4つの努力方針に沿って組み立てられている。これらの努力方針は密接に関連しており、トータル的な努力意識として総合的に考慮しなければならない。相応する目標及び最初の年の作業は、どのように指導するのかを定める、以下のそれぞれの努力方針に掲げている。

●海上の/からの海軍力の強化:訓練され、作戦に即応し、断固として戦う艦隊を維持する。− 海底から宇宙まで、深海から水辺まで、そして情報の領域において。我々の組織を、卓越した運用を生み出す最高の支援に整合させる。

1. 戦略的抑止の3本柱の海面下部分を近代化し維持する。これは国家として生き残るための基盤である。
2. 海兵隊との協力関係においては、海上における非紛争的競争からハイエンドな戦闘に至るまでの、国家指導者へのさらなる選択肢を提供する考え方及び能力を開発する。紛争を除く作戦は、米国に好ましい条件で拡大を包含し、管制するよう計画されるべきである。海上戦闘は、陸地から遠く離れた「外洋」シナリオと高度に「情報化(Informationalized)」され激しく論争されている環境に取り組んでいなければならない。すべてのシナリオは長距離精密攻撃の脅威について取り組まなくてはならない。図上演習、模式化及び模擬実験を通じて考え方を確かめ、改良する。艦隊演習、部隊訓練及び認定を行うことでこれらの考え方の妥当性を認証する。
3. 情報戦をさらに進化させ、深く根付かせる。電磁操作戦の概念をすべての情報戦に包含し、宇宙とサイバー空間を含むよう拡張する。
4. 今日の兵力に対する要求により良く合致させるためには、運動及び非運動エネルギー弾頭並びに有人及び無人システムを含む艦隊編成の腹案を探求する。この取り組みは新たな海上プラットフォーム及び編成の探求を含み − 繰り返すが、高度に「情報化」された環境において − 戦闘部隊指揮官の要求を満たすものである。
5. 米海軍艦隊総軍司令部、太平洋艦隊司令部及びその下級司令部の組織を、作戦上及び戦闘要求を極めて明確にする支援を改善するため、それから種々の要求を満たす即応部隊を編成するために徹底的に検する。
6. 海軍作戦部組織を、戦闘の要求に基づいて合理化するために徹底的に検する。

●各レベルでの高速教育(HIGH VELOCITY LEARNING)の達成:最善の考え方、技能及び科学技術を適用し、個人、チーム及び組織としての学びを加速する。明確に目的及び能力の論理的限界を知ること − スパイラル的な目標を設定する。過去の事例を学ぶことにより問題点を明確化することから始める − 過去の教訓を学び直すのではない。追加の資源に依ることなく完遂できる事項を見出すことから始める。実行の間、定期的で厳格な自己評価を行う。革新と創造に一貫して受容可能なプロセスを踏むこと。

1. 個人、チーム及び組織的な最善の訓練を実施して、高速度教育を当然のこととして植え付ける。
2. 教育を中心とした科学技術、模擬装置、オンラインゲーム、解析ツール及び他のツールの活用を、創造力、運用の機敏さ及び洞察力に活かす手段として拡張する。
3. 海軍の知見を有する企業を、戦闘効果及び効率化を最大とするために最適化する。評価訓練と要領を活性化させる。
4. 歴史の教訓それ自体を学び直すことなく、理解する。

●将来に向けた米海軍内連携力の強化:我々は一つの海軍チームではない。− 現役兵士、退役水兵、海軍文民及び家族 − 奉仕、犠牲及び成功の歴史が伴っている。我々は、すべての将来の課題に打ち勝つための即応状態に自身を置き続けるという作戦の長所の風潮を創り上げるために、この歴史を活かしていく。

1. 意欲的に「Sailor 2025」計画の中心的教義の実行を追求 − 十分に統合化され透明性のあるデータ及び分析、増加した経歴選択余地及び柔軟性、家族支援の拡張及び個別教育の実現。
2. 「Sailor 2025」の努力を加速し、人事システム及び近代化努力の訓練の改良のために情報科学技術を強化する。
3. 海軍の専門集団として海軍チームの献身を強調し増強するために、リーダーシップ開発計画を強化及び深化する。指揮官の育成は、個性及び海軍の中心的特質に焦点を当てつつ艦隊勤務中心で行われ、経歴の早期から開始される。個性とリーダーシップはやりがいのある配置と昇進によって報われる。
4. 管理上の要求を、費やされる時間から得られる成果とで調和させることによって組織の完全性を強化する。目標は、指揮官にさらなる時間を戻し、彼らの部隊の発展に傾注させることである。
5. 海軍チームの任務の有効性に対する主要な貢献者としての文民専門家の教育と管理を行うことで海軍指揮官としての役割を強化する。

●友軍等との関係の拡張及び強化:他軍種、各省庁、産業界、同盟及び友好国との作戦上の関係を深化させる。− それらは米海軍と行動し、共有する権益を支えている。

1. 米統合軍と省庁間との統合を、現在及び将来の計画、構想、能力開発及び評価を含む交流のあらゆるレベルにおいて向上させる。
2. 情報共有、相互運用イニシアティブ及び合同作戦(現地における合同作戦の新たな機会を探索する。)を通じて、主要な国際パートナーを順位付ける。
3. 民間の調査研究所、及び学問の世界との対話を深化させる。海軍の研究所及び調査機関は、彼ら民間部門と張り合い、十分に議論できることを保証する。
4. 民間産業界との相互交流の厚みと幅を増大させる。これまでとは異なるパートナーとの機会を追求する。

■ 期待成果(Desired Outcome)
   最大限可能な能力を獲得するために学び適応する指揮官と部下を輩出する、そして決定的な作戦及び戦闘に即応できる高度な規準を獲得し維持する海軍である。

■ 結論(Conclusion)
   我々がいついかなる時も、より良いものを得るために総員で取り組んだ場合にのみ、世界で最も優秀な海軍としてあり続けるであろう。我々の競争者は先手を取ることに焦点を当てている。 − 我々はペースを上げてそれを拒まなければならない。勝利の差は紙一重である。 − しかし、決定的である!私は、本構想で述べている努力方針を実行し、任務を遂行する諸君の品位、責任、独創性及び屈強さを信じている。そして目標の高みに到達するのだ。私は諸君を率いることを名誉と誇りに思う。

(幹部学校防衛戦略教育研究部 戦略研究室 松本裕児) 

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1http://www.navy.mil/submit/display.asp?story_id=92607, Accessed on JAN 7, 2016
2http://www.navy.mil/local/maritime/150227-CS21R-Final.pdf, Accessed on JAN 7, 2016
3 http://www.navy.mil/cno/docs/CNO_STG.pdf, Accessed on JAN 7, 2016


 本コラムに示された見解は、幹部学校における研究の一環として発表する執筆者個人のものであり、防衛省または海上自衛隊の見解を表すものではありません。