新年のメッセージ

 舞鶴地方隊HPをご覧の皆さん、新年明けましておめでとうございます。
 皆さんとともに令和4年の新春を穏やかに迎えられますことを大変慶ばしく思いますとともに、旧年中に賜りましたご支援ご協力に対しまして心より御礼申し上げます。

 さて、昨年は新型コロナウィルス感染症拡大に伴い、一昨年同様舞鶴地方隊も大きな影響を受けた年となりました。主な行事のほとんどが中止または規模縮小となっただけでなく、広報活動などにも制約を受けました。

また、感染拡大防止のための交代制勤務継続の取り組みやテレビ会議のなお一層の活用等、まさに地方隊に所属する隊員総員がコロナ禍における新たなビジネススタイルを余儀なくされた、言葉を換えれば「変化への挑戦」を求め続けられた一年でした。そのような状況にあっても、隊員各々が持てる力を最大限に発揮するとともに創意工夫を凝らして滞りなく隊務を遂行し国民の負託に応えることができたことを大変誇りに思っています。

 現在の我が国を取り巻く環境を俯瞰してみますと、米中対立を始めとした激変する国際情勢の中、海上自衛隊はその活動量が増えるだけでなく、活動範囲も益々広がってきています。その一方で、国内に目を転じてみれば、我が国の人口は近年大幅に減少し続けています。我が国は「少子高齢化」という生易しいものではない「人口減少社会」に突入しており、我々海上自衛隊も人的基盤の観点から大きな変化に直面しています。このような情勢の下、デジタル・トランスフォーメーション(DX)への積極的な取り組み等、海上自衛隊は多種多様な変化に挑戦し続けています。

 昨年は海軍舞鶴鎮守府開庁120年の節目の年であり、地元舞鶴と密接な連携の下、コロナ禍の制約を受けつつも様々なイベントを実施した記念の年となりました。今年、令和4年は、海上自衛隊及び舞鶴地方隊が発足から70年の節目の年を迎えることとなります。舞鶴鎮守府から多くの資産を受け継ぎ、長い歴史と伝統を有する舞鶴地方隊ですが、その「伝統」だけに囚われていてはなりません。我が国を取り巻く国際情勢の変化、そしてWithコロナという環境の変化に適合し、コロナ禍にあってもできること、やるべきことを考え続け、その実現に「挑戦」し、舞鶴地方隊が一丸となって新たな歴史を積み重ねていきたい、年頭に当たりその気持ちを新たにしています。

 最後に今年の干支について触れておきます。今年の十干十二支は「壬(みずのえ)寅(とら)」です。「壬」は、「はらむ」「生まれる」の意があり、「寅」は、その由縁である象形文字が矢を両手で引く形を表していることから、「引っ張る」「延ばす」という意味を有しています。総じて、「新しく立ち上がる」「生まれたものが成長する」という縁起の良さを秘めています。
 Withコロナの新時代において創設70周年を迎える海上自衛隊、そして我が国が改めて「立ち上がり、成長する」ために今年も引き続き尽力してまいる所存です。

 結びに、令和4年も海上自衛隊、そして舞鶴地方隊への変わらぬご支援ご協力をお願い申し上げますとともに、皆様方の益々のご発展とご健康を祈念しまして、新年の挨拶とさせて頂きます。

令和4年元旦      
                  
海上自衛隊舞鶴地方総監