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３回目の音楽隊での新年を迎えました。明けましておめでとうございます。
時が経つのも早いもので、この年のどこかの季節で、どこかに・・・が頭の隅で響いています。この２年半を振り返ると、「千里行って千里帰る」寅年、「飛躍の年になる」と言われる卯年を経験してきましたが、広報活動が復活したこの２年間は、本当に目の回る勢いで呉音楽隊員とともに様々な演奏活動をしてまいりました。演奏会場では、多くの方々から温かいお言葉を沢山いただき、心から感謝申し上げます。演奏会が復活して一番感じていることは、直に生の音楽をお届けできることと、そして大きな拍手で直に皆様と心が通じ合えていることを実感できることで、私にとっては何よりの喜びです。
江田島の幹部候補生学校を卒業してから、東京、呉、佐世保、東京、大湊（隊長）、東京、佐世保（隊長）、呉（隊長）と、２００２年からの約２２年間で延べ８か所の勤務地を経験してまいりましたが、平均すると一か所２．７５年となり、そろそろお告げが来てもおかしくないかなと感じています。海上自衛隊の音楽隊の所在地は、各地方総監部の近辺に置かれています（東京音楽隊を除く）。なので、何処に行っても美味しい鮮魚や、その土地の特産物などを味わうことができるのは、海上自衛隊音楽隊員の特権と感じています。もちろん美味しいお飲み物があるのも忘れてはなりません。なかなか体重が減らないのは、私の努力が足りないのか、自然の摂理なのか・・・。
新たな気持ちで迎えた辰年は、「政変の年」ともいわれ、政治の大きな変化が起きることが多い年のようです。変革、激動、時の流れが激しくなり様々な出来事が起こるかもしれませんが、広島の地にある呉音楽隊の隊員は「鯉の滝登り」の如く、急流を登り鯉が竜へと変貌するための登竜門を力強さと粘り強さをもって乗り越えていき、天下を取るが如く活躍していくことと期待しています。また、この変革の年を活用し、新たな自分を発見し充実した未来とご多幸が訪れ、益々活力のある１年になることを祈念しています。新たな年のつれづれなるままには、徒然（するべきことがなくて所在ないさま。退屈。の意）ではない動きのある年になりそうですが、引き続きよろしくお願いいたします。
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