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第48回「隊長のつれづれなるままに」(令和5年11月 第33回)

 

 食欲の秋が止まらない(;’’)
 この季節になると冬眠を控えている私にとっては、エネルギーを蓄える大切な時期です。
(嘘です。)また、山肌が頬を染める乙女のように色付き始め、カメラ小僧の私のハートは、ドキドキが止まりません。(本当です。)

 気が付くともう11月。
 あと「いくつ寝るとお正月」なのか気になる秋の夜長を終えた朝、出勤時に上着なしでの服装では季節外れだなぁと感じながらも厚着をするのが嫌いな本能が顔を出すこの季節は、お腹を冷やし激痛に耐える日が年に2回(春と秋)ほどあります。この激痛をもって本格的な衣替えをしていますが、常々、心と体が一致しないときは何かしらのトラブルが起こると体現しています。また、頭と心が一致しないときもそうした現象が起きているように感じています。
 
今年は沼にはまりっぱなし(物欲が止まらない)。
 趣味のカメラの話になりますが、もともとフイルム時代からマニュアルカメラとマニュアルフォーカスレンズを使っていたので、現代のミラーレスカメラになってからもマウントの変換アダプターを使用して、以前使っていたマニュアルフォーカスレンズを使って楽しんでいましたが、たまたま自分の持っているレンズよりもはるかに古いレンズ(オールドレンズと呼ばれている。)を手にすることがありました。そのレンズで覗く世界は何とも言えない色合いと、少しレトロ?少し懐かしい感じの写真に仕上がるので、私はこのオールドレンズに心を鷲掴みにされてしまったようです。頭では、たくさんのレンズを持っていても使いこなせないと分かっていても、レンズの製造年代やメーカーなどが違うだけで写真の発色傾向や背景のボケ味、はたまた写真全体から受ける印象などが大きく(個人的感想です。)変わると感じるため、情報を仕入れるたびにいろいろなレンズが欲しくなる衝動に駆られてしまっています。頭と心が一致しない状況が、もう二年になろうかとしています。沼からの脱出は、果たしてできるのか・・・。
 
芸術の秋は、小・中・高・大の学校等での音楽鑑賞会(文化祭・学園祭)が目白押し。
 コンサートホールなどでの演奏会とは違い、海上自衛隊の音楽隊を見たことも聞いたこともない児童・生徒・学生たちが一堂に会する演奏会は、その時その時で雰囲気が違います。制服を着た30人程度の自衛官が体育館に突然入ってくるのを見た時に、その受け取り方は千差万別なのかもしれません。以前テレビで、被災された子供たちを救助するために現地に到着した自衛官を見て、子供たちは怖くて泣いて逃げ回ってしまい救助するのに時間がかかってしまったという再現ドラマを見たことがあります。
 音楽隊が学校で演奏をしているのは、広報はもちろんのこと、もしかしたら、国民の生命を守るために大切なことをしているのかもしれないと学んでもらえたら…。これからは、勉学の秋に勤しむことで、今はまっている沼からの脱出を心掛ける所存であります。