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第37回「隊長のつれづれなるままに」(令和5年1月第23回)

 
 新しい年が始まりました。今年はうさぎ年で、ウサギ好きの私にとっては財布の紐が緩くなってしまう年になるような予感がしています。私自身は申年ですが、小学生の頃に、家でウサギを飼っていた経験があり、そのウサギがとっても人懐っこい性格で、抱っこをすると顔中をペロペロなめてくれたのが子供ながら嬉しくて、その記憶が今もなお私をウサギ好きにさせているのだと思います。そのためか、大人になってからもウサギとのふれあいを大切にしていて、うさぎ島で有名な広島の大久野島にも、しばしばカメラをぶら下げて旅しています。動物たちとは言葉は通じませんが、馬が合うウサギとは仲良くすることができます。
卯真が合うとはよく言ったものだ。(ウサギと真道で卯真)
 また、雑貨屋さん巡りも私の大好きな趣味で、ドライブの目的地として雑貨屋さんを検索し、ウサギグッズを探しに西へ東へと翻弄されています。今は特に出雲の国が気になっていますが、なかなか行ける機会がなく、コタツの中でガイドブックを眺める正月を過ごしていました。この時期は、押し競饅頭の初詣や初売りなど、エキサイティングなイベントが目白押しでしたが、人混みを避けた生活に努めていたので、万年床の中でいろいろな夢を見続けていました。なので、今年の初夢がどれだか分からないのが正直なところです。残念・・・。
 ウサギは跳ねる。私も演奏中に跳ねる時があります。曲の最後の音を終わらせる時などに私が飛ぶ最高の機会があります。手首をクルリと回すことで音を止めることができますが、ジャズやポップスなど大音量で終わる曲は、手だけで止めることができません。(と感じる。)そのとき私は躊躇なくジャンプします。音楽もエネルギー、指揮もエネルギー。このエネルギーが同じ熱量でつり合っているときに、私は「とってもいい演奏になっているなぁ~」と感じています。また、エネルギー量が極限に達すると光を放つと聞いたことがありますが、ステージ上の演奏者のエネルギーがMAXに達した時に、もしかすると名演が生まれるのではないかと感じ始めています。「この名演ができたら。」が、もしかしたら私の初夢だったのかもしれません。