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第35回「隊長のつれづれなるままに」(令和4年11月第21回)

 
 秋の空は見ているだけで何だか気持ちがいいものです。特に、雲の模様が何とも言えないほど美しく感じます。11月になると急に寒くなり、あっという間にあの夏の暑さを思い出せなくなっている自分に「光陰矢の如し、しょうがない。」と唱えていることが多くなり、益々加速する時間に年齢の年輪(肥ゆる秋)を感じています。我が(借り)家に向かう坂道を登ると、目の前には造船所(大和のふるさと)の大きなクレーンがキリンの群れのように立ち並んでいます。ちょうどこの時期の帰宅時間は、西の空が赤く染まり、シルエットになったキリンの群れがアフリカの大地を彷彿とさせ、とてもドラマティックな光景を創りあげています。
 さて、10月から呉音楽隊は式典関係の演奏がほとんどになります。それは何故かと聞かれたら、11月1日が自衛隊記念日だからと答えます。呉地方隊と海上自衛隊第1術科学校(江田島)の記念日式典は恒例で、今年もこの時期が来たかと感じる行事です。また、10月中旬には神戸での自衛艦命名式にも参加していたので、音楽隊は走り回っていた状況でした。が、私は事務仕事に明け暮れていました。それは何故かと聞かれたら、式典などの演奏時の指揮者は副隊長が担当するからと答えます。何故、式典などでは副隊長が指揮をするのかと聞かれれば、儀式などでは儀じょう隊が登場する機会が多々あります。その儀じょう隊の指揮官の階級と音楽隊の指揮官の階級に関係があるようです。指揮系統がはっきりしている組織ですので、部隊序列を大切にしていると聞いたことがありますが、その理由をいろいろ調べたこともありましたが見つからず、もしかしたら都市伝説のようなものなのかもしれません。
 自衛隊記念日行事と聞いて、記念日行事は式典だけじゃないよね~?と思われた方がいるかもしれませんね。他に何があるのでしょう?と聞かれたら、観閲式、観艦式、航空観閲式があると答えるでしょう。そして、今年は海上自衛隊創設70周年の記念の年なので、国際観艦式が盛大に行われました。呉音楽隊も11月3日に横須賀市内をパレードしてきました。えーっと、他にもありませんでしたっけ~?と聞かれれば、自衛隊音楽まつりも自衛隊記念日行事の一環で行われていると答えるでしょう。今年は久しぶりの公演となったので、とっても楽しみにしていた方々も多かったのではないでしょうか。
 何かと記念日というとワクワクドキドキのイベントが多いようですが、我が家の記念日はいつですか?と聞かれれば、我が家の機密事項だから御免!と答えるでしょう。いよいよ来月は師走ですね。よーいドン♪