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第23回「隊長のつれづれなるままに」(令和4年1月 第10回)

 
 「虎は千里行って千里帰る」と言われている寅年の年になり、音楽隊の広報活動が復活し、津々浦々で呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーン♪の世の中になることを祈っています。
 さて、呉音楽隊は呉地方総監直轄の部隊となりますので、呉警備区(呉地方隊ホームページ参照)が広報エリアと思われがちですが、警備区と広報エリアは微妙に違いがあります。呉音楽隊の広報エリアは、和歌山、兵庫、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知になりますが、よ〜く見ると、日本海側の島根が入っているのに気が付くかと思います。日本海側は舞鶴の警備区になりますが、移動手段と交通網を鑑みると広島からのほうが効率的ということなのでしょう。音楽隊の移動手段は、ほぼほぼ大型バスと楽器運搬車になりますが、例外的に大湊音楽隊が北海道に行くときには、津軽海峡をフェリーで渡っています。また、佐世保音楽隊では、沖縄に行くときには楽器はフェリーで人は飛行機で移動します。もちろん海上自衛隊が毎年実施している遠洋練習航海では、練習艦「かしま」で大海原を航行し世界を巡っています。
 自衛隊の部隊は、各種専門の分野で活動する隊員で構成されています。音楽隊は、音楽の「特技(資格)」をもった隊員で構成されています。移動の時の大型バスの運転手は、車両員(呉基地業務隊)の支援を得て演奏会場まで運んでいただいています。ただし、楽器運搬車は、音楽隊員が兼務で大型トラックを運転しています。もちろん演奏会で楽器を吹いた後もハンドルを握り帰路についています。本当に頭の下がる思いです。(帰り道、私の頭が下がっているのは、このためです。決して舟を漕いでいるわけではありません。)楽器運搬車を運転するためには大型自動車免許証が必要で、音楽隊員の中から計画的に自動車教習所(自衛隊内にもある。)に入校して取得しています。
 自衛隊は、いろいろな資格を取ることができる素晴らしい職場です。私も職務上「防火管理者」の資格を持っています。その他にも、数え切れないほどの資格を取得できるチャンスがあるようですので、詳しくは、お近くの自衛隊協力本部の事務所などにお問い合わせください。あなたに合った職種があるかもしれませんね。未来は好奇心で開かれる。千里の道も一歩から。
(令和4年1月第10回)