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第18回「隊長のつれづれなるままに」(令和3年10月 第5回)

 
  子曰く、・・・五十にして天命を知る。
 10月2日は私にとって53回目の豆腐の日。子供のころ、家の近くに小さな豆腐屋さんがありました。朝になると大豆を茹でた(豆乳の?)いい香りがして、今も私の香りの原風景となっています。
 転勤族の私は勤務地ごとに、名物グルメをめぐるドライブをすることが多々あります。ここ呉では、お好み焼きや冷麺など地元の情報誌を片手に、次はどこにしようか頭を捻っています。前回の呉勤務の時に、隊員から教えてもらって行った江田島郷土料理の大豆うどんが衝撃的に(優しくて深みがあって大豆の甘さが口いっぱいに広がる旨味が)美味しくて、今でも私の食欲を掻き立てています。
 音楽を作り上げていくとき、私はよく例えを使っています。「ここのハーモニーは、おいしいケーキを食べた時の、嬉しいと感じた時のような響きが欲しいですね〜。」・・・演奏者は、「なんじゃそれ!」となりますが、出てくる音は、柔らかく温かい響きに変わっていったりするので、これはこれで言葉の表現としては「あり」なのかなぁ〜と感じています。「ここの音のインパクトは、江田島で食べた豆うどんを口にした時の衝撃のように!」「隊長、何言っているのか分かりません。」・・・なら、「今度の休みに、江田島の豆うどんを食べてみなよ〜」とコミュニケーションの種子になり、味のある大事な時間になると沁沁感じています。
 沁沁、「子曰く、・・・五十にして天命を知る。」を考えた時、私の天命は、「まめに働く」ことが、私の天命なのかもしれないとしみじみ思う秋の夜長かな。 
(令和3年9月第5回)