前日9月10日は中秋の名月でした。呉は曇りがちでお月様を見ることは無理かなと思いきや、雲の切れ間があることに気が付きました。三脚にカメラを付けて車でお月様探し。昨年は、早瀬大橋で綺麗な満月を写真に納めることができたので今回も同じ所を目指していましたが、今年は、音戸大橋から綺麗な月を見つけることができました。 この演奏会のプログラムは吉備中央の演奏会と同じ内容でした。私のサウンド作りは、「共鳴」を意識しているので、それぞれのホールの特性を早く掴むことを意識してリハーサルをしています。ホールの固有振動数は何処だ!と探しながらリハーサルを進め、ホールの固有振動数を掴んだ時にはバンドがよく鳴り(響き)始めます。同じ曲でも、作品の流れ(テンポ感や余韻)を微妙に変化させることは大切だと感じました。 今回は地元の笠岡商業高校吹奏楽部との合同もあり、色彩豊かな演奏ができました。 (記事:隊長 真道3佐) |
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第1部 | ||||||||||||||
1 コンサート・マーチ 「虹色の未来へ」 |
リハーサルでサウンド作りの基準にした作品。息の入れ方、余韻の長さ、テンポ感の微調整。ホールの特性を掴むことができました。本番は、サウンドがレインボーでした。 |
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2 大河ドラマ 「鎌倉殿の13人」メ インテーマ |
曲想の変化が激しい作品。鎌倉時代の武将達の気性と思慮深さ、時代を支えた女性たちの思いなどがこの作品の中に描かれているように感じています。 |
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3 我が心のフォスター | 故郷を思う気持ち。懐かしいあの頃の出来事を思い描く。どことなく日本の原風景のようなアメリカンな旋律は、温かみのあるものが多いように感じます。 | |||||||||||||
4 夏の思い出 | ここは何処。あなたは誰。夢なのか現実なのか夏が来れば思い出すのは・・・。いろいろな楽器の音色で繰り返される旋律。楽器の音色は心の変化を表しているのかも。 |
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5 Summer | 最近、この曲を指揮していると、丸坊主の頃の自分を思い出します。ランニングシャツに半ズボン。虫かごを肩にかけて網を持ったまま眺めた入道雲。清々しい夏の風は、今となっては遠い昔の話ですね。 | |||||||||||||
6 蒼天の鳥たち | 清々しい朝の風を感じさせてくれる導入部。風は命を運び、そして新たな地へと旅立つきっかけを与えてくれます。後押しをしてくれる追い風なのか、試練を克服するための向かい風なのか。どんな風に感じるかは、あなた次第です。 | |||||||||||||
第2部 | ||||||||||||||
7 セプテンバー |
9月になりました。でも熱い。今回も、熱気あふれるサウンドで第2部が始まりました。山口3曹のアルトサックスも火(※フラジオ)を噴い(吹い)ていました。 ※フラジオレット:倍音を使って通常の音域より高い音を出す奏法のこと。 |
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8 I Love... |
メロディーと合いの手のように入ってくるリズムがカッコいいと感じ始めています。原曲はシャウトしながら愛を歌っている力強さを感じます。 吹奏楽で歌詞のある音楽を演奏するにあたり、このシャウト感を表現するにはどうしたらよいのか思案中です。 |
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9 ラテン・ポップ・ スペシャル | 西城秀樹さんは、広島出身と聞きました。西条はお酒の名産地。友樹感激!・・・・カレーだよ~♪ この曲は、だいぶテッパンになってきたように感じます。呉音の鉄板は、アッチッチッ♪ |
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10 ボヘミアンダンス |
当初、この作品に対する私の体内テンポは116くらいでした。スコアを見てビックリ!!なんと、テンポは108でした。ソリストさんごめんなさい。 |
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11 ビッグバンド オ ン ビート | ノリは、回数を重ねるとよくなってきます。今回のツインドラムはベテランの河野2曹が参戦。メドレー内の「シング・シング・シング」では中村3曹とのバトルが凄かった。男気全開のバトルに手に汗握りました。 | |||||||||||||
(合同演奏) 12 情熱大陸 |
地元の笠岡商業高校吹奏楽部との合同ステージは、情熱大陸です。矢張りメンバーが変わると、サウンドも変わり、音楽の素晴らしを実感しました。 | |||||||||||||
アンコール(合同演奏) 行進曲「軍艦」 |
今回はほんの少しだけゆったりとしたテンポ感で演奏しました。ディーゼル機関のイメージでした。(日頃は、ガスタービン機関です。たまに蒸気機関の時もあります。ホールの響きで変化させてます。) |