呉音楽隊員と市民演奏家の共演と題し新たな企画『きまぐれコンサート』が始まりました。今後は不定期ですが、呉音楽隊員の普段の吹奏楽とは違う、真面目だったり、おどけたり、文字通り『きまぐれ』な演奏をお届けしていければと思います。 第1回目は、普段は縁の下の力持ち立場にいるコントラバスと、《愛音の会》田村智早さんのピアノでお届けしました。コントラバスのソロとピアノの演奏会は、おそらくなかなか聴く機会がないのでは?実は太い低音だけでなく、チェロと錯覚するような温かい高音も出すことができるんですよ。 入隊してから、ピアノと一緒に演奏する機会はほとんどなく、また、個人的に久々のソロ演奏であったためとても緊張しましたが、それ以上にとても楽しく音楽に取り組むことができたと感じます。この気持ちが、演奏会を聴いていただいた皆さんにも伝わっていたらとても幸いです。是非、またどこかの機会で皆さんの前に立てたらと思います。 (記事:海士長 中串 誠) |
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1 小さなワルツ /クーセヴィツキー |
コントラバスのために書かれた小品。楽しくおど けた旋律ではあるものの、音域は広く、奏者の動きもとても《大きな》ワルツでした・・・ |
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2 ヴィオラ・ダ・ガン バ ソナタニ長調 /J.S.バッハ |
音楽の父バッハがヴィオラ・ダ・ガンバという古 楽器のために書いたソナタ。緩急緩急の四楽章形式で、旋律と伴奏が交差しつつ心地よい音楽を形成している。ピアノと喧嘩せずに音楽を奏でられた、かな? | |||||||||||||
3 カプリチオ・ディ・ ブラブーラ /ボッテジーニ |
《コントラバス界のパガニーニ》とも呼ばれたボッテジーニ。彼の残した数々の作品は、甘美な旋律を持ちつつ、超絶技巧が多用されており、現代のコントラバス奏者にとって避けては通れない道である。 |