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　 中国・四国地方も梅雨入りし、道中は色のない瀬戸内の海を眺めながら徳島へと移動しました。今回の演奏会は、海上自衛隊のパイロット学生に対する教育を行っている海上自衛隊徳島教育航空群が主催するものでした。私たちの演奏の前には、徳島で活動している2人組音楽ユニット「ゆりり」の演奏と、その歌声に合わせて教育航空群の隊員による多種多様な制服等のファッション」ショーが行われていました。
　１９：００から主催者である群司令の挨拶があり、その後に私たち呉音楽隊の演奏が始まりました。第１部は、吹奏楽のオリジナル作品をはじめ、クラシカルな作品を取り上げまして２０１９年にできたこのホールは、響きが豊かで久しぶりのクラシカルな作品も、余韻を楽しみながら演奏ができました。第２部は、ガラリと雰囲気を変えてのリズムもので、リハーサルの時は音がグルグルステージ上で回って「これは（◎_◎；）」となりましたが、多くのお客様のご来場によりリハーサルとは打って変わってステージ上のサウンドも引き締まり、このホールの音響設計の凄さを実感しました。
　演奏会の締めは、松茂中学校吹奏楽部との合同演奏で楽しく終演することができました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（記事：隊長　真道３佐） 

　１　艦上の旭日

　演奏会のオープニングは、華々しく海上自衛隊呉音楽隊の委嘱作品、田中　久美子作曲、「艦上の旭日」でした。豊かな響きに、音楽の推進力もあり気持ちのいい演奏でした。（自画自賛）