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活動レポートActivities Report

　2019.3.8（金） 越南人民海軍音楽隊 海上自衛隊呉音楽隊 合同演奏会　

　　　
　呉音楽隊（隊長・石田敬和１尉）は３月８日ベトナム人民海軍音楽隊との合同演奏会を海上自衛隊練習艦隊ベトナムダナン寄港に合わせて、日越友好協会から要望を受け開催の運びとなりました。これは、日越防衛交流の観点から相応の意義があり、呉音楽隊１９名が派遣されました。
　３月６日に第１練習隊及びベトナム日本大使館共催によるレセプションが行われ、練習艦「せとゆき」艦上で呉音楽隊小編成６名により、日本のアニメ・歌謡曲及びベトナム歌謡などを演奏し、レセプションに花を添えました。
　 ３月８日合同演奏会当日は、晴天に恵まれ多くのダナン市民、ベトナム人民海軍、陸軍の方々が市内にあるチュン・ヴォン劇場に来場しました。
　演奏会の開会に際し、双方の音楽隊がそれぞれの国の国歌を吹奏し、厳かに幕を開けました。呉音長石田１尉とベトナム人民海軍音楽隊長・タイ少佐の指揮により、交互に演奏するスタイルで演奏会が進められ、呉音楽隊による民謡「八木節」、続いてベトナム人民海軍音楽隊が、「私の故郷ベトナム」を演奏し盛大な拍手で幕をあけました。その後も交互に演奏し、呉音楽隊は、宇宙戦艦「ヤマト」、「雪の華」、「アニメヒーロー大集合」、そして「涙そうそう」を高見聡３曹のしっとりした歌声に乗せてお贈りしました。この日のために日本人はもとより、ベトナム人にも広く知られている選曲をし、日本文化とベトナム文化の交流を意図した演奏は、会場から自然と手拍子が沸き起こる盛り上がりを見せました。
　続いて、ニュース番組のスポーツコーナーで流れている「ミラクルショット」を演奏し、疾走感のあるテーマで会場を沸かせました。呉音楽隊単独おしまいは、ベトナムを始めとした東南アジア諸国でとても人気の高い、五輪真弓さんの「心の友」を、トランペット大平武千代３曹の甘い音色で聴衆を魅了し、会場を和やかな雰囲気に包みました。 最後は、ベトナム人民海軍音楽隊、呉音楽隊合同で行進曲「軍艦」とベトナムの曲「波に乗って沖に出る」を両音楽隊長の指揮で演奏し、迫力のあるサウンドで演奏会を締めくくりました。両隊長が握手を交わし「日越友好コンサート」の成功を共に祝し、会場に集まった約９００名の聴衆からの、鳴り止まない拍手の中、盛況の内に演奏会は幕を閉じました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　１等海曹　黒瀬　康弘