弾補所豆知識 P
  魚雷や機雷の爆発方法
 

 魚雷や機雷に使われる弾薬は、そのほとんどが強い衝撃や高温状態にならない限り爆発しないような爆薬(さく薬)を使っています。逆を言えば、こうした弾薬を爆発させるためには、強い衝撃や高温が必要となります。
  
 そこで、弾薬を爆発させたい時は、信管と呼ばれる発火しやすい爆薬(起爆薬)を少しだけ用いた起爆装置により爆発させます。

 ただ、信管による起爆だけでは反応しないさく薬もあるので、起爆薬の小さいエネルギーを増大する目的で、中間的な爆薬(伝爆薬)を使用することもあります。
 
 このような「起爆薬」→「伝爆薬」→「さく薬」といった爆薬の並びのことを火薬系列と呼びます。


弾補所豆知識TOPへ戻る