「風呂吹大根」レシピを試してみませんか。
 寒さが身に染みる季節となり、大根の旬が到来しました。今回は旧海軍のレシピ「風呂吹大根調理法」に基づき、旧海軍の風呂吹大根を作成しました。
 旧海軍のレシピについては以下のとおりです。

風呂吹大根調理法(海軍割烹術参考書)
之レニ用ユル材料ハ大根味噌砂糖味醂鰹節トス最初太切キ大根ノ皮ヲ去リ丸キ儘厚サ五分位ニ切リ能ク茹デ少許鰹節ノ羹汁ヲ取リ味噌ハ裏漉シナシ味醂砂糖ヲ加ヘ前ノ羹汁ニテ少シ柔カニ溶シ大根ハ茹デタル湯ヨリ取出シ茶碗ニ盛リ別ニ小皿ノ如キモノニ溶カシタル味噌ヲ入レ共ニ供スルモノナリ柚等ヲ以テ香味ヲ附スレバ其味ヒ佳ナリ尤モ之レハ冬季ノ調理ナレバ冷エザルヲ良シトス
 上記のレシピを参考に作成した手順と写真は次のとおりです。
○ 材 料 (5人分)
   大 根 (500g)
   味 噌 (大さじ4杯)、砂糖(大さじ4杯)、味醂(小さじ4杯)
   柚 子 (適宜)
   鰹 節 (だし汁用)
 
○ 作り方
  1 太い大根の皮を厚めにむいて丸いまま厚さ1.5cm位に切り、よく茹でておく。
  2 鰹節でだし汁を取って、味噌に味醂、砂糖を加え、だし汁で少し軟らかくのばす。
  3 茹でた大根は湯から取り出し茶碗に盛りつけて出来上がり。
   (本文では味噌ダレを別の小皿に盛るようになっていますが、今回は一緒に盛り付けました。) 
★ポイント
  ・大根は十分に柔らかくなるまで弱火でじっくり煮る。
  ・大根はできるだけ中央の柔らかい部分を使い、もっと厚めに切る場合は、裏面に十文字の切れ目を入れる。
  ・本文中にあるとおりアツアツをだすことが大事。 

※ 風呂吹き大根の名の由来
  諸説がありますが、@昔、漆器を作る職人が冬場になると漆器の乾燥が悪くなり、困っていたところ、ある僧侶が「大根のゆで汁を乾燥室(風呂)に吹き込むとよいと教え、これが大変効果があり、ゆで汁をとるのに使った大根を近所に配った。小れに味噌をつけて食べると大変美味であったことから評判になり、この名がついたという説、A昔(江戸時代の頃)の風呂は蒸し風呂でここに客の垢をこする「風呂吹き」という者がおり、息を吹きかけて垢をこすったさまが厚い大根をふうふう吹きながら食べる様子に似ていることからこう呼ばれるようになったという説、B安くてたくさんある大根をうまく利用すれば、健康でお金持ちになれるという意味で「不老富貴大根」 という字を使っていたという説などがあります。
材 料 皮をむく 1.5cm位の厚さに切る 本文中にはありませんが(面取りをしました)
下ごしらえした大根   大根を軟らかく煮る。 味噌に砂糖、味醂を
加える。
だし汁でのばす。


なめらかにのばす。


皿に盛り付けてできがり。