第1護衛隊群はこの冬東北から北海道にかけた洋上で、今年度第2回目の群訓練を

実施し、「いかづち」「あけぼの」「しまかぜ」「こんごう」「ひゅうが」の5隻が参加

しました。冬期の北方行動は、任務に即応できる練度の維持向上という目的の他に、

厳しい気象、海洋条件下で、事態の急変等に対応できる素地を作るという目的が

あります。

群司令部以下、各艦は、厳しい冬の海と格闘しつつ諸訓練を実施、その途次には、

北海道の函館、室蘭、小樽、青森県の大湊、八戸に寄港し、広報活動に従事しました。

今回はその模様をお届けします。

小樽沖での「ひゅうが」飛行甲板の雪かき作業

 

広大な飛行甲板を有する「ひゅうが」ですが、広い分だけ雪かきも一苦労です。

粉雪が舞い散る「ひゅうが」の格納庫

 

 昇降機を使用してSH-60Kを飛行甲板から格納庫に降ろしたシーンです。

IMG_0343

写真は大湊入港時における、「あけぼの」主錨整備作業の一コマです。

 

いかなる事態にも即応するため、入港してからの艦のメンテナンスは欠かせません。

入港しても指揮官は大忙し、各寄港地で取材を受けました。

 

室蘭でテレビの取材を受ける「しまかぜ」艦長

「ひゅうが」には他自衛隊からも多く方が研修に訪れます。

 

写真は「ひゅうが」研修中の航空自衛隊北部航空方面隊司令官と大湊地方総監です。

 

各種の研修を通じ海上自衛隊への理解を深めて頂き、統合運用のパートナーとしての絆を深めていきます。

 各寄港地では一般公開を実施しました。

 

 写真は室蘭で一般公開を実施した「しまかぜ」艦橋での一コマです。

IMG_0327

小樽における「いかづち」特別公開

八戸では「ひゅうが」が一般公開を実施しました。

 

「ひゅうが」では乗艦されたお客様を格納庫から昇降機(エレベーター)へ案内します。

IMG_0359

昇降機が上がるにつれ、皆さんの視線は上方に!

4.jpg

昇降機により格納庫から飛行甲板へ到着

 

歓声が一際大きくなる瞬間です。

DSC_0027.jpg

「ひゅうが」では、21年3月の就役からの乗艦者数10万人を達成しました。

 

10万人目のお客様に「ひゅうが」艦長より記念ギフトを贈呈致しました。

八戸港で電灯艦飾(ライトアップ)を実施する「ひゅうが」

 

3月の大震災発生直後は八戸港も大きなダメージを受け、護衛艦の入港かないませんでしたが今ではご覧の通り、「ひゅうが」のような大型艦でも難なく入港が可能となりました。

IMG_0363

護衛艦八戸入港歓迎実行委員会の皆さんによる見送りのシーンです。普段人目につかない洋上が勤務の部隊である我々ですが、このような方々に支えられているからこそ、

 

復興を果たした八戸港を後に、またの入港を誓うのでした。

 

BACK