第1護衛隊群はこの冬東北から北海道にかけた洋上で、今年度第2回目の群訓練を
実施し、「いかづち」「あけぼの」「しまかぜ」「こんごう」「ひゅうが」の5隻が参加
しました。冬期の北方行動は、任務に即応できる練度の維持向上という目的の他に、
厳しい気象、海洋条件下で、事態の急変等に対応できる素地を作るという目的が
あります。
群司令部以下、各艦は、厳しい冬の海と格闘しつつ諸訓練を実施、その途次には、
北海道の函館、室蘭、小樽、青森県の大湊、八戸に寄港し、広報活動に従事しました。
今回はその模様をお届けします。
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小樽沖での「ひゅうが」飛行甲板の雪かき作業 広大な飛行甲板を有する「ひゅうが」ですが、広い分だけ雪かきも一苦労です。 |
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粉雪が舞い散る「ひゅうが」の格納庫 昇降機を使用してSH-60Kを飛行甲板から格納庫に降ろしたシーンです。 |
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写真は大湊入港時における、「あけぼの」主錨整備作業の一コマです。 いかなる事態にも即応するため、入港してからの艦のメンテナンスは欠かせません。 |
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入港しても指揮官は大忙し、各寄港地で取材を受けました。 室蘭でテレビの取材を受ける「しまかぜ」艦長 |
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「ひゅうが」には他自衛隊からも多く方が研修に訪れます。 写真は「ひゅうが」研修中の航空自衛隊北部航空方面隊司令官と大湊地方総監です。 各種の研修を通じ海上自衛隊への理解を深めて頂き、統合運用のパートナーとしての絆を深めていきます。 |
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各寄港地では一般公開を実施しました。 写真は室蘭で一般公開を実施した「しまかぜ」艦橋での一コマです。 |
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小樽における「いかづち」特別公開 |
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八戸では「ひゅうが」が一般公開を実施しました。 「ひゅうが」では乗艦されたお客様を格納庫から昇降機(エレベーター)へ案内します。 |
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昇降機が上がるにつれ、皆さんの視線は上方に! |
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昇降機により格納庫から飛行甲板へ到着 歓声が一際大きくなる瞬間です。 |
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「ひゅうが」では、21年3月の就役からの乗艦者数10万人を達成しました。 10万人目のお客様に「ひゅうが」艦長より記念ギフトを贈呈致しました。 |
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八戸港で電灯艦飾(ライトアップ)を実施する「ひゅうが」 3月の大震災発生直後は八戸港も大きなダメージを受け、護衛艦の入港かないませんでしたが今ではご覧の通り、「ひゅうが」のような大型艦でも難なく入港が可能となりました。 |
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護衛艦八戸入港歓迎実行委員会の皆さんによる見送りのシーンです。普段人目につかない洋上が勤務の部隊である我々ですが、このような方々に支えられているからこそ、 復興を果たした八戸港を後に、またの入港を誓うのでした。 |