さる3月11日、巨大な地震と津波が東日本を襲いました。

第1護衛隊群司令部を含む海上自衛隊の各部隊は、震災から2時間後に出港し、

捜索救難活動や被災者の方々への生活支援を実施、現在も継続しております。

今回は東日本大震災特集として、発災からの海上自衛隊の活動をお伝えいたします。

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発災翌朝の塩竃沖の状況です。

タンカーが搭載する巨大なコンテナが洋上に無数に浮かんでいるという未曾有の光景に、我々隊員は災害の大きさを見せつけられました。

被災地着陸その1

被災地に降り立った、海上自衛隊第21空群所属のヘリコプターSH−60Kです。後ろにあるのは津波で流され、建物の上に取り残された観光バスです。

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被災者の方々に付き沿い、避難場所へ誘導するヘリコプターの搭乗員

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孤立地域からヘリコプターを使って安全な場所へ避難してもらいました。

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 捜索救難活動と平行して、各被災地に救援物資を送り届けました。

写真は護衛艦「ひゅうが」艦内における救難物資の集積状況です。

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国内外から多くの救援物資が「ひゅうが」に運び込まれました。写真の救援物資は米海軍からの支援物資です。

 

救援物資の仕分けは手作業です。乗員総出で実施しました。

カーゴスリング(3)

仕分けされた救援物資は各被災地のニーズに応じ、あらゆる手段で輸送されます。

 

写真はヘリコプターから荷物を吊り上げて輸送する「カーゴスリング」と呼ばれる輸送方法です。

カーゴリングで運ぶ荷物を、ホバリング中のヘリコプターに装着する作業です。

 

作業員とヘリコプターとの距離は2メートルもありません。パイロットの高度な技量が要求される作業です。

カーゴ

カーゴスリングで三陸沖を飛行するSH−60K

一刻も早く被災地物資を届けるため、連日ヘリコプターによる物資輸送が展開されました。

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SH−60Kから救援物資を運び出しているところです。地元の皆さんの協力により、迅速な物資の荷下ろし、運び出しができました。

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ヘリコプター搭乗員も灯油缶を持って走ります。

 

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