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令和2年3月6日
自衛隊高級課程合同卒業式

3月6日(金)、目黒基地大講堂において、統合幕僚学校、陸上自衛隊教育訓練研究本部及び海上・航空自衛隊幹部学校は、新型コロナウイルス感染予防の観点から大幅に規模を縮小した上で、河野防衛大臣をはじめ統合幕僚長代理の統合幕僚副長及び各幕僚長等を迎えて、「自衛隊高級課程合同卒業式」を挙行しました。
   今期の卒業生は、陸・海・空の幹部自衛官47名と留学生1名であり、昨年4月に各自衛隊の幹部高級課程に入校、10月から統合幕僚学校の統合高級課程に入校し、各種講義や国内外の部隊研修等を通じ、上級部隊の指揮官あるいは上級幕僚としての職務を遂行する上で必要な、自衛隊の統合運用等に関する知識及び技能を修得して、約1年間の教育を終えました。
   執行者を代表して、統合幕僚学校長の清田陸将が式辞を述べ、卒業生に対し、「卒業後の各配置においては、専心職務を全うすることは勿論のこと、自らの能力向上を怠ることなく、将来の統合運用体制の更なる強化の牽引者として、活躍することを期待する」と激励しました。
   河野防衛大臣は「我が国を取り巻く安全保障環境はますます厳しく、また、不確実なものとなる中、我が国の防衛を担う自衛隊に求められる役割や期待は一層大きくなっている。この現実を直視し、自衛隊への期待を受け止め、幹部自衛官としての自覚を持ち、緊張感をもって任務に邁進してほしい」と述べられるとともに、「この課程で学んだ統合運用の重要性を忘れず、統合運用の要として、そして、それぞれの組織の中核的な立場で自衛隊の運用の最適化を目指しつつ職務に精励し、諸官の活躍に私を含め国民の多くが期待していることを忘れないでほしい」と訓示されました。
   続いて、統合幕僚副長の増子空将が統合幕僚長の訓示を代読し、「自衛隊の中核としての自覚を持ち、『強いリーダーシップを発揮し、使命を完遂せよ』」「本課程において身につけた知識及び技能を最大限発揮し、『多次元統合防衛力の実現に向け、果敢に挑戦せよ』」という2点の要望事項を伝達しました。
   卒業生は、各学校長等及び学校職員の見送りを受け、陸上自衛隊中央音楽隊による粛然とした演奏の下、各々の任地に向け目黒基地を後にしました。

学生長申告 統合高級課程 卒業証書授与

【学生長申告】

【統合高級課程 卒業証書授与】

合同執行者代表 統合幕僚学校長式辞 河野防衛大臣訓示

【合同執行者代表 統合幕僚学校長式辞】

【河野防衛大臣訓示】

統合幕僚長訓示(統合幕僚副長代読) 学生見送り

【統合幕僚長訓示(統合幕僚副長代読)】

【学生見送り】

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