防衛省における女性の割合は「24.1%」と、多くの女性職員が国の安全を保つため、全国各地で活躍しています。
今回、防衛省を目指す女性の皆さんが、入省後における働き方の不安を解消できるように、現職の女性職員からのメッセージ等を掲載しましたので、ぜひご覧ください。
私は、娘が3歳になるまで育児休業を取得したため、長期間職場を離れていましたが、定期的に職場の懇親会へ誘っていただいたことにより、休業中も職場の雰囲気がよくわかり不安なく復帰できました。家族の協力と上司・同僚の心遣いにとても感謝しています。
私の職場は、家族との時間を優先する雰囲気があり、業務内容の共有「ほう・れん・そう」を一丸となって取り組んでいるので、仕事の多忙なときでも、気兼ねなく娘の幼稚園の行事などのため休暇をいただいています。仕事と育児が両立できる環境の防衛省で一緒に働きませんか?
両立支援制度と職場環境が整っている防衛省へ!
現在、私は事務官等や自衛官の仕事と家庭の両立推進(ワークライフバランス)に関わる業務を担当しており、両立支援制度の普及などに携わっています。ワークライフバランスは、我が国において重要な取り組みであり、非常にやりがいを感じています。
急な子供の病気に慌てることもありますが、両立支援の制度とその利用を勧めて下さる上司や同僚の支えで乗り切ることができています。仕事に集中するには家庭の安定が大切ですが、制度と制度を利用しやすい職場環境がそれを可能にしてくれるのだと日々感謝しています。
皆さんも仕事を続ける上で、育児や介護といった家庭との両立に悩むことがあるかもしれません。そんな時、両立支援の制度と、それを利用しやすい職場環境が必ず支えとなってくれるはずです。制度と職場環境が整っている防衛省での仕事を一生の仕事として考えてみませんか!
私は現在、エネルギー管理主任として省エネルギー法及び地球温暖化対策の実施に伴う関係機関との調整及び報告、公害防止・環境保全に関する業務に従事しています。専門知識や法令等の熟知が必要なため勉強の毎日です。
双子の娘の出産時に制度を利用しました。仕事から完全に離れ、娘の成長に寄り添うことができたのは、とても貴重で素敵な時間でした。休業に入る前も復職時も温かく支えて下さった職場の皆様には今でも感謝しています。
防衛省は自分の専門性を磨き、男女関係なく活躍できる場があります。また、庁内託児施設の整備も進み、各種制度を利用することで子育てとの両立もできます。仕事も家庭も充実させられる女性を一緒に目指しませんか。
We Are The Bridge Between USARJ And JGSDF ~私たちは米陸軍と陸上自衛隊の架け橋~
私は、在日米陸軍基地(キャンプ座間)の中にある陸上自衛隊座間駐屯地業務隊管理科営繕班で管財係員として勤務しています。管財業務は国の行政目的において供用される国有財産を使用目的に応じ、良好な状態で維持・保存・運用していく業務を行います。
学生時代に熊本地震を経験し、被災地復興支援を行う自衛隊の存在を目の当たりにしました。以降、防衛省に関心を持つようになり、学んできた建築の専門分野を活かしつつ、国の安全を守る仕事に携われる職務があることを知り、志望しました。
どの仕事においても、分かりやすい説明資料の作成を心がけています。難しい単語や用語は事前に調べ、作成資料には図や写真を用いるなど、内容や状況が一目で分かるように工夫しています。
私の職場は上司と部下の距離が近く、風通しの良い雰囲気で、若手職員でも気軽に意見を言える環境です。また、専門技術を必要とする仕事については、営繕班員一丸となって協力し合いながら業務を行っています。
部隊のために臨機応変、全力を尽くす!!
私が勤務している部署では、艦艇に搭載している電気機器が故障した際、修理したり、新しい部品を調達する業務を行っています。艦艇が常に100%の能力を維持し、有事の際には、それ以上の能力を発揮できることを願い、日々業務に就いています。
兄が自衛官ということもあり、元々自衛隊について興味がありました。防衛省の中にも技術職があることを知り、在学していた工業高校で身に付けた自分の知識や技術を活かし、国防に携わる仕事をしたいと思ったのがきっかけです。
「報告・連絡・相談」です。何事もひとりで抱え込まずに、上司や先輩、同僚に話すようにしています。また、協力会社との調整が多い業務なので、連絡漏れがないよう注意しています。特に職場内や協力会社への対応などコミュニケーションを大切にして、業務が円滑に進むよう心がけています。
同じ地元出身の友人と集まって、おいしいものを食べに行ったり、ショッピングなどをして息抜きをしています。まとまった休暇を取れる時は実家に帰省し、家族との時間も大切にするようにしています。
運用する各部隊のため、調和の取れた高品質な施設を
私は、庁舎や鉄塔といった自衛隊施設の設計や工事の監督業務を行っています。設計にあたっては、実際に使用する部隊(ユーザー)の意向を踏まえた施設とするために多くの調整を行い、工事の段階では、その設計どおりに施工が行われているかを確認しながら、施設が適切に完成するよう努めています。
長い工期の間、ユーザーである部隊及び受注者である建設企業と綿密に調整・協力しながら、施設を完成させることにやりがいを感じます。完成した施設が問題なく円滑に運用されているところを目にすると、自分の仕事が国防につながっていると実感します。
有給休暇を活用し、連休を取得して友人と旅行をしています。毎年夏には趣味のスキューバダイビングをするために各地のダイビングスポットへ行き、海中での景色や色とりどりの魚を見て楽しんでいます。
所属している建築課は、女性が多く在籍しており、尊敬できる女性の先輩がいることで自分自身の今後のキャリアパスをイメージすることができます。また、課内は誰とでも活発なコミュニケーションがとれる雰囲気の職場であり、切磋琢磨しながら男女ともに活躍できる恵まれた環境だと感じています。
防衛装備品のライフサイクルを通じてプロジェクト管理
私は、防衛装備品の構想から研究・開発、量産取得、運用・維持整備、廃棄といったライフサイクルコスト(LCC)の各段階を通じたプロジェクト管理の一環で、輸送機や戦闘機などの航空機に関するLCCの積算を担当しています。
私は、幼い頃から航空機が好きで、航空機に携わる仕事がしたいと思っていました。それに加え、女性が定年まで続けられる仕事がしたいと思い防衛省を志しました。
とても活気のあふれる職場です。海外からのお客様もよく来られるので、英語で熱い議論が繰り広げられることもあります。若手でも自分の意見を言いやすい職場なので、問題を共有し合いどうしていくべきか、組織としてどのように進めていくべきかを考えることができます。
戦車、艦船、航空機など多種多様な装備品に携わることができる唯一の職場だと思います。様々な研修があるため、自分自身のスキルアップにもつながります。また、報道で取り上げられるような業務もあり、国家行政に携わっているという実感を持つことができます。
防衛省では、女性職員が仕事と家庭の両立を図ること及び将来のキャリアパスを形成するための参考として、「防衛省女性職員ロールモデル集」を作成しています。
今回、防衛省に興味を持っていただいた皆様にも、入省後における自身のキャリアパスを具体的にイメージできるよう本ロールモデル集を一部ご紹介いたします。
防衛省の女性職員が実際にどのような業務及び勤務地を経験し、また、家庭との両立のためにどのような工夫をおこなっているか、参考にしていただければと思います。
防衛監察本部 統括監察官付第6監察班監察調査官
◯H11年度入庁 (PDF:357KB)
この職員は、入庁以来、茨城県、東京都、神奈川県、千葉県の勤務官署に異動しています。
南関東防衛局調達部調達計画課環境評価専門官
◯H7年度入庁 (PDF:326KB)
この職員は、入庁以来、東京都、宮城県、神奈川県の勤務官署に異動しています。
統合幕僚監部総務部総務課統合人事室厚生専門官
◯H14年度入庁 (PDF:308KB)
この職員は、入庁以来、東京都、長崎県、沖縄県の勤務官署に異動しています。
陸上自衛隊航空学校宇都宮校総務課厚生班長
◯S57年度入庁 (PDF:326KB)
この職員は、入庁以来、東京都、静岡県、埼玉県の勤務官署に異動しています。