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第IV部 防衛力を構成する中心的な要素など

➋ 訓練環境

自衛隊の訓練は、可能な限り実戦に近い環境で行うよう努めているが、制約も多い。このため、防衛大綱に基づき、北海道をはじめとする国内の演習場などの整備・活用を拡大し、効果的な訓練・演習を行うこととしている。一例として、20(令和2)年3月、陸自は、訓練評価支援隊を新編し、北海道内の演習場を活用した連隊級の実動対抗演習にかかる運営を開始した。また、地元との関係に留意しつつ、米軍施設・区域の自衛隊による共同使用の拡大を促進する。さらに、自衛隊施設や米軍施設・区域以外の場所の利用や米国・オーストラリアなどの国外の良好な訓練環境の活用を促進するとともに、シミュレーターなどを一層積極的に導入することとしている。

基本的な訓練に臨む陸・海・空自の新入隊員1

基本的な訓練に臨む陸・海・空自の新入隊員2

基本的な訓練に臨む陸・海・空自の新入隊員3

基本的な訓練に臨む陸・海・空自の新入隊員