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第III部 わが国防衛の三つの柱(防衛の目標を達成するための手段)

➌ 訓練などを通じた取組

海自は、シーレーン沿岸国との共同訓練などを通じ戦術技量の向上を図るとともに、インド太平洋地域の平和と安定への寄与、相互理解の増進及び信頼関係の強化に取り組んでいる。19(平成31)年4月から同(令和元)年7月までに実施したインド太平洋方面派遣訓練では、護衛艦「いずも」をはじめとする派遣部隊が、ADMMプラス海洋安全保障実動訓練や日仏豪米共同訓練「ラ・ペルーズ」など、合計11回の二国間/多国間の共同訓練/親善訓練を実施するとともに、海賊対処行動の進出・帰投に合わせ、積極的な寄港を行った。

こうした共同訓練や寄港を通じたインド太平洋地域沿岸国との連携の強化は、海洋安全保障の維持に寄与するものであり、大きな意義がある。

参照資料48(多国間共同訓練の参加など(過去3年間))
図表III-3-2-4(自衛隊による寄港・寄航実績(19(平成31・令和元)年))

図表III-3-2-4 自衛隊による寄港・寄航実績(19(平成31・令和元)年)