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第II部 わが国の安全保障・防衛政策

➌ 効率化への取組

現中期防においては、一層の効率化・合理化を徹底した防衛力整備を図るべく、重要度の低下した装備品の運用停止や費用対効果の低いプロジェクトの見直し、徹底したコスト管理・抑制や長期契約を含む装備品の効率的な取得などの装備調達の最適化及びその他の収入の確保などを通じて実質的な財源確保にも取り組むこととしている。

令和2年度予算においては、これら上記の各種効率化策に取り組むことで約4,313億円の縮減を図ることとしている。令和2年度予算における具体的な取組としては次のとおりである。

  • 重要度の低下した装備品の運用停止などの、事業などにかかる見直しにより、約1,922億円の縮減
  • モジュール化や民生品の使用などの仕様の共通化・最適化を行うことにより、約839億円の縮減
  • 一括調達や共同調達による効率化により、約324億円の縮減
  • 5箇年度を超える長期契約の活用により、約53億円の縮減
  • 装備品などについて、価格や関連経費の精査などを行うことにより、約1,176億円の縮減

また、収入の確保についても検討を行うこととしている。