資料46 その他の多国間安全保障対話など,,, その他の多国間対話,,,概  要 政 府 主 催,内部部局など,拡大ASEAN国防相会議(ADMMプラス:ASEAN Defence Ministers’ Meeting-Plus),2010年10月に発足した。アジア太平洋地域におけるわが国を含む唯一の政府主催の国防大臣級会議であり、地域の安全保障に関する問題について意見交換を実施している。2017年10月の第4回ADMMプラスにおいて、大臣会合の開催を従来の2年に一度から年次化することを決定した。 ,,日ASEAN防衛担当大臣会合(ASEAN-Japan Defence Ministers' Informal Meeting),日ASEAN防衛担当大臣会合は2014年に初めて開催した。日本とASEAN全加盟国の防衛担当大臣が、広範な安全保障問題について討議するとともに、今後の日ASEAN防衛協力を具体的に進展させる道筋について意見交換を行っている。 ,,ASEAN地域フォーラム(ARF:ASEAN Regional Forum),政治・安全保障問題に関する対話と協力を通じ、アジア太平洋地域の安全保障環境を向上させることを目的としたフォーラムで、1994(平成6)年から開催されている。現在26か国(ASEAN10か国(ブルネイ、インドネシア、ラオス、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、カンボジア(1995(平成7)年から)、ミャンマー(1996(平成8)年から)に、日本、オーストラリア、カナダ、中国、インド(1996(平成8)年から)、ニュージーランド、パプアニューギニア、韓国、ロシア、米国、モンゴル(1998(平成10)年から)、北朝鮮(00(平成12)年から)、パキスタン(04(平成16)年から)、東ティモール(05(平成17)年から)、バングラデシュ(06(平成18)年から)、スリランカ(07(平成19)年から)を加えた26か国)と1機関(欧州連合(EU:European Union))がメンバー国となり、外務当局と防衛当局の双方の代表による各種政府間会合を開催し、地域情勢や安全保障分野について意見交換を行っている。 ,,アジア太平洋防衛分析会議(AMORS:Asia-Paci?c Military Operations Research Symposium),参加国の持ち回り開催により、アジア太平洋諸国が参加して防衛オペレーションズ・リサーチ技法に関する情報交換などを行う場である。93年の第2回から参加している。 ,,ソウル安全保障対話(SDD:Seoul Defense Dialogue),韓国国防部主催により、アジア太平洋、欧米各国の国防担当次官級の参加を得て、朝鮮半島問題を含む地域の安全保障課題などに関して意見交換を行う場である。12年の第1回から参加している。 ,,ドーハ・フォーラム(Doha Forum),カタール政府が主催し、地域内外から、外交・安全保障・地球規模課題(気候変動、グローバルパワーの台頭など)・エネルギーなどに関わる閣僚・政府関係者、有識者、国際機関関係者が集まり、自由闊達な議論を目的とする国際会議である。2001年以降毎年開催されており、19回目の今回が初参加となる。 ,統幕,アジア太平洋諸国参謀総長等会議(CHOD:Asia-Paci?c Chief of Defense Conference),米国の主催または参加国との持ち回り共催により毎年開催され、アジア太平洋諸国の参謀総長などが安全保障分野における意見交換を行う場である。98年の第1回から参加している。 ,,アジア太平洋地域後方補給セミナー(PASOLS:Paci?c Area Senior Officer Logistics Seminar),米国と会員国の持ち回り共催により、アジア太平洋地域諸国が参加して後方支援活動に関する情報交換などを行う場である。正式会員国としては95年の第24回から参加している。18年の第47回セミナーは、わが国において約30か国及び機関の参加を得て開催予定である。 ,,ライシナ・ダイアローグ(Raisina Dialogue),インド外務省及びORF(The Observation Research Foundation))が共催し、世界100カ国以上から外相、防衛相、参謀総長などが参加し、安全保障分野を含む多様な文和に関する議論を実施する国際会議である。防衛省からは2018年の第3回から参加している。※第1回:外務審議官、第2回:外務政務官、第3回:統合幕僚長、内閣総理大臣補佐官 第4回及び第5回:統合幕僚長 ,陸自,太平洋地域陸軍参謀総長等会議(PACC:Paci?c Armies Chiefs Conference),米国と参加国の持ち回り共催により、PAMS開催に合わせて隔年ごとに開催される太平洋地域の各陸軍参謀総長などの意見交換の場である。99年の第1回から参加している。09年は、日本が初めて主催した。 ,,太平洋地域陸軍管理セミナー(PAMS:Paci?c Armies Management Seminar),米国と参加国の持ち回り共催により、アジア太平洋地域の各国陸軍が地上部隊を育成するための効率的で経済的な管理技法に関して情報交換を行う場である。93年の第17回から参加している。09年の第33回会議は日本においてPACCと同時開催された。 ,,太平洋地上軍シンポジウム(LANPAC:Land Forces Pacific),米陸軍協会(AUSA)主催により毎年米国ハワイにおいて実施されるシンポジウムであり、インド・アジア太平洋地域の各国陸軍種高官が、地域内における戦略的課題についてパネル討議及び懇談などを通じて意見交換する場である。 ,,陸軍種参謀長セミナー(Chief of Army Land Forces Seminar),16年まで、豪州陸軍本部長会議(CAEX:Chief of Army’s Exercise)と呼称した。豪陸軍の主催により隔年で開催され、豪陸軍の高級幹部のほか、アジア太平洋地域の陸軍種などの長及び有識者が参加して、地域の陸軍種の課題などについて幅広く意見交換を行う場である。陸自は12年に初参加し、14年9月には陸幕長が初めて参加して講演を行った。 ,,米太平洋軍水陸両用指揮官シンポジウム(PALS:Pacific Amphibious Leaders Symposium),アジア太平洋地域内友好国の水陸両用作戦能力向上に資するとともに、米太平洋海兵隊との関係強化、相互運用性向上を通じて地域の安定に寄与する観点から、米太平洋軍海兵隊の主催により、15年5月に初めて開催された。以降、毎年1回開催され、第1回から参加している。 ,,米陸軍協会(AUSA)年次総会(AUSA:Association of U.S. Army),米陸軍協会(AUSA)の主催により毎年米国ワシントンD.C.で開催されるシンポジウム。陸自代表団長(陸幕長、陸幕副長)による米陸軍将官との懇談、講演などを実施している。 ,海自,国際シーパワーシンポジウム(ISS:International Sea power Symposium),米国の主催により隔年ごとに開催され、各国海軍参謀総長などが海軍の共通の課題について意見交換を行う場である。69年の第1回から参加している。 ,,西太平洋海軍シンポジウム(WPNS:Western Paci?c Naval Symposium),参加国の持ち回り開催により、ISSの行われない年に西太平洋諸国の海軍参謀総長などが意見交換を行う場である。90年の第2回から参加している。 ,,西太平洋国際掃海セミナー(International MCM Seminar),WPNS参加国の持ち回り開催により、西太平洋掃海訓練が行われない年に、掃海に関して意見交換を行う場である。00年の第1回から参加している。07年10月には、海自主催で横須賀においてセミナーを実施した。 ,,アジア太平洋潜水艦会議(Asia Paci?c Submarine Conference),米国の主催または、アジア太平洋地域の参加国の持ち回り開催により主催され、潜水艦救難などを中心に意見交換を行う場である。01年の第1回から参加しており、06年10月には海自主催で実施した。 ,,インド洋海軍シンポジウム(IONS:Indian Ocean Naval Symposium),参加国の持ち回り主催により隔年で開催され、インド洋沿岸国の海軍参謀総長などがインド洋における海洋安全保障について意見交換を行う場である。12年の第3回から参加している。 ,,豪海軍シーパワー会議(SPC:RAN Sea Power Conference),「太平洋国際海洋展示会(PACIFIC International Maritime Exposition)」の一環として隔年で実施されている。同会議は、世界各国の海軍から参謀長級又は将官級の代表が多数参加するため、2国間交流及び多国間交流の機会となっている。 ,,地域シーパワーシンポジウム(RSS:Regional Seapower Symposium),イタリア海軍の主催により隔年ごとに開催され、NATO各国の海軍参謀長などを中心に、海軍の共通の課題について意見交換を行う場である。08年の第7回から参加している。 ,,国際海洋安全保障シンポジウム(IMSS:International Maritme Security Symposium),インドネシア海軍の主催により隔年ごと開催され、西太平洋諸国の海軍参謀長などを中心に、海洋安全保障上の課題について意見交換を行う場である。13年の第1回から参加している。 ,,ゴールダイアログ,スリランカ海軍の主催により毎年開催され、インド洋沿岸国の海軍参謀長などが海洋安全保障上の課題について意見交換を行う場である。10年の第1回から参加している。 ,空自,太平洋地域空軍参謀総長等シンポジウム(PACS:Paci?c Air Chiefs Symposium),米国の主催により隔年ごとに開催され、各国空軍参謀総長などが共通の課題について意見交換を行う場である。89年の第1回から参加している。 ,,宇宙シンポジウム(Space Symposium),米国の主催により毎年開催され、各国空軍参謀総長などが宇宙分野における共通の課題について意見交換を行う場である。19年の第35回シンポジウムから参加している。 ,,環太平洋空軍シンポジウム(PACRIM Airpower Symposium),米国と参加国の持ち回り共催により毎年開催(96年および97年は2回開催)され、環太平洋地域の空軍作戦部長が意見交換を行う場である。95年の第1回から参加している。 ,,エア・アンド・スペース・パワー・カンファレンス(Air and Space Power Conference),英空軍主催により毎年開催され、各国空軍参謀総長などがその年のテーマに沿った航空・宇宙分野の課題などについて意見交換を行う場である。2009年初参加以降、これまでに8回参加(19年参加)している。 ,,エアパワー会議(APC:Air Power Conference),オーストラリアの主催により、隔年ごとに実施される空軍力に関する国際的な意見交換の場である。00年以降、これまでに6回参加している。 ,,エアフォース・シンポジウム(Air Force Symposium),フィリピン空軍の主催により毎年開催され、安全保障に関するテーマに沿って、参加者の意見交換が行われる場である。15年以降、これまでに4回参加している。 ,,航空医学カンファレンス(Aerospace Medicine Conference),インド空軍の主催により毎年開催され、航空医学に関して意見交換を行う場である。19年に初参加した。 ,,空軍司令官等ドバイ国際会議(Dubai International Air Chiefs Conference),UAE空軍主催により隔年で開催され、各国空軍参謀総長などがその年のテーマに沿った課題について意見交換を行う場である。2013年以降、計4回参加(19年参加)している。 ,,コロンボ・エアー・シンポジウム(Colombo Air Symposium),スリランカ空軍の主催により毎年開催され、空軍力や航空戦略に関して意見交換を行う場である。16年以降、これまでに3回参加している。 ,,軍事飛行訓練国際交流会議,中国空軍主催により隔年で開催され、飛行訓練などに関して意見交換を行う場である。2016年以降、計2回参加している。 ,,米空軍大学中国航空宇宙研究所主催シンポジウム(China Aerospace Studies Institute),米空軍大学CASIの主催により開催され、中国の航空・宇宙活動に関して意見交換を行う場である。2018年に初参加している。(米側の都合により、2019年は未開催) ,情報本部,アジア太平洋地域情報部長等会議(APICC:Asia-Paci?c Intelligence Chiefs Conference),米太平洋軍司令部と参加国との持ち回り共催による、アジア太平洋地域などの各国国防機関の情報部長などによる意見交換会議である。地域の安全保障上の課題について意見交換を行うとともに、各国間の信頼関係の醸成と情報の共有に資することを目的としている。11年2月には情報本部が初めて共催し、28か国が参加した。 ,防 衛,ARF国防大学校長等会議,ARF加盟各国の国防大学などが年1回持ち回りで会議を開催している。アジア太平洋地域における安全保障上の課題と国防教育研究機関の役割について、主催者が中心となってテーマを決定し、それに基づき参加各国が発表・質疑応答を行う形式で行われる。日本からは防衛研究所が97年の第1回より全ての会議に参加、01年には東京での第5回会議を主催し、18年9月には、17年ぶりに東京において第22回会議を主催した。19年11月にはシンガポールで開催された会議に参加した。 ,研究所,NATO国防大学校長等会議,NATO国防大学とNATO加盟国・パートナー国の国防教育機関が持ち回りで開催する年次の国際会議である。各国の学校長が、国防高等教育を改善するための観点から意見交換を実施するとともに、NATO加盟国や中・東欧、地中海の対話国などとの間の教育交流促進に主眼を置く。日本からは防衛研究所が09年度より、ほぼ毎回参加している(2013年度は招待なし)。19年5月にイタリアで開催された会議に参加した。 民 間 主 催,IISSアジア安全保障会議(シャングリラ会合)(IISS Shangri-la Dialogue),,英国の国際戦略研究所(IISS)の主催により、02年から開催され、アジア太平洋地域の国防大臣などの参加を得て、地域の安全保障に関する問題について意見交換を行う場であり、04年の第3回会合及び12年の第11回会合を除き、02年の第1回から防衛大臣(12年は防衛副大臣)が参加している。 ,IISSフラートン・フォーラム(The IISS-Fullerton Forum),,IISS主催による、シャングリラ会合へのシェルパ会合(準備会合)である。シャングリラ会合に参加する国の防衛当局関係者(局長級/参謀次長級)が対象で、地域の安全保障に関する問題について議論を行う。13年の第1回から参加している。 ,IISS地域安全保障サミット(マナーマ対話)(IISS Manama Dialogue),,IISS主催により、04年から毎年開催されている。湾岸諸国の外務・国防・安保・情報関係者を中心に地域の安全保障に関する問題について意見交換を行う場であり、09年の第6回に防衛省の政務レベルとして初めて防衛副大臣が参加し、10年の第7回及び16年の第12回及び17年の第13回に防衛大臣政務官が参加し、第15回に初めて防衛大臣が参加した。 ,ミュンヘン安全保障会議(Munich Security Conference),,62(昭和37)年に発足した欧米における安全保障に関する最も権威ある国際会議の一つであり、開催国のドイツをはじめ、米、英、仏などのNATO諸国、露、中東欧諸国の閣僚、国会議員、国防当局幹部など各国要人が出席しており、09年の第45回にわが国の防衛大臣が初めて参加し、16年の第52回、17年の第53回、及び18年の第54回及び19年の第55回に防衛副大臣が参加した。 ,ハリファックス国際安全保障会議(Halifax International Security Forum),,ハリファックス・インターナショナル・セキュリティー・フォーラムがカナダ国防省の後援を得て主催し、米欧諸国から多くの政府関係者(EU各国NATO担当相・国防相)の参加を得て、安全保障などに関して意見交換を行う場である。09年の第1回から参加している。 ,北東アジア協力ダイアログ(NEACD:The Northeast Asia Cooperation Dialogue),,米カリフォルニア大学サンディエゴ校の世界紛争・協力研究所(IGCC)が中心となり、参加国(中国、北朝鮮、日本、韓国、ロシア及び米国)から民間研究者や政府関係者が参加して、この地域の安全保障情勢や信頼醸成措置などについて自由に意見交換を行う場である。93年の第1回から参加(18年は不参加)している。 ,,,