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第IV部 防衛力を構成する中心的な要素など

5 国際防衛装備品展示会への出展

防衛装備・技術協力を推進する観点から、防衛装備庁では、国際防衛装備品展示会への出展を実施し、わが国の防衛装備に関する施策や高い技術力を発信している。このような取組は、各国政府関係者などのわが国の装備政策や技術力に対する理解を深め、防衛装備・技術協力推進のための基盤の形成に寄与している。

18(平成30)年は、フランスのユーロサトリ、米国のAUSAやインドネシアのINDO DEFENCEなどの国際防衛装備品展示会、ドイツの「ベルリン・エアショー2018」に出展し、防衛装備庁の施策、わが国が開発したP-1哨戒機や地雷探知器画像型、無人装備や新個人防護衣の研究試作品の展示などを通じた研究開発の成果、わが国の製造業が有する高い技術力について広く情報発信した。また、国内においては、同年11月に東京ビッグサイトで開催された「国際航空宇宙展2018東京」に出展するとともに、欧米や東南アジア諸国など(13か国)の国防関係者を招待し、防衛装備・技術協力の推進を図った。

インドネシアで開催された国際防衛装備品展示会(INDO DEFENCE)に出展した防衛装備庁のブース(18(平成30)年11月)

インドネシアで開催された国際防衛装備品展示会(INDO DEFENCE)に
出展した防衛装備庁のブース(18(平成30)年11月)

19(令和元)年6月には、フランスの「パリ・エアショー2019」に出展し、わが国が開発したP-1哨戒機及びC-2輸送機の展示を通じ、国産航空機に象徴されるわが国の高い技術力について広く情報発信した。また、国内においては、同年6月に幕張メッセで開催された「防衛装備技術国際会議/展示会MAST Asia 2019」に出展するとともに、欧州や東南アジア諸国などの国防関係者と意見交換し、防衛装備・技術協力の推進を図った。