空自は、わが国周辺を飛行する航空機を探知・識別し、領空侵犯のおそれのある航空機を発見した場合には、戦闘機などを緊急発進(スクランブル)させ、航空機の状況を確認・監視しています。さらに、この航空機が領空を侵犯した場合には、退去の警告などを行っています。なお、対領空侵犯措置は1958(昭和33)年に開始され、本年で60年となり、平成29年度末までに合計で2万7,144回の緊急発進を行っています。
【VOICE】
空自 第9航空団 飛行群 第304飛行隊
2等空尉 田口 翔平
幼い頃、F-15戦闘機に乗る父の姿に憧れて私も戦闘機パイロットを目指しました。南西地域は緊急発進回数の増加や対象機の多様化により、任務はより複雑化しています。いかなる状況にも対応できるよう日々訓練しています。
幼少期の筆者(当時)と父親