Contents

コラム

防衛白書トップ > コラム > <VOICE>「再び自衛官として働く心境」

<VOICE>「再び自衛官として働く心境」

西部方面衛生隊 2等陸尉 池﨑 智美(いけざき ともみ)

私は、平成5年に一般幹部候補生として入隊し、衛生科職種で治療小隊長として勤務していましたが、平成11年に長女の育児のため退職しました。その後3人の子育てをしながら介護福祉士として働いていたところ、現職自衛官である夫から元自衛官が再び採用される制度が開始されるという話を聞きました。それまで私の人生設計に自衛隊への復帰ということはありませんでしたが、若い時の熱い思いが蘇りすぐに応募する決意をしました。その後、面接が終わり辞令書を頂いたときは初めて自衛隊に入隊した時のように身の引き締まる思いで一杯になりました。

そして私は平成30年1月1日から再び陸上自衛官として勤務しております。退職後、陸上自衛隊を取り巻く環境や役割は大きく変化し、学ぶ事、覚える事が多く、悪戦苦闘の毎日ですが、私のように18年のブランクがあっても役に立てていることを実感しており、再採用されて良かったと思っています。支えてくれる上司や同僚、家族に感謝しつつ、部隊のためにさらに戦力になれるよう今後もがんばりたいと思います。

衛生隊長の業務指導を受ける筆者(右)

衛生隊長の業務指導を受ける筆者(右)