MAMOR(マモル)2022年12月号

MAMOR(マモル)は、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

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特集

10~30代の国民400人に緊急アンケート
日本が侵略されたら戦いますか?

作家・時武里帆がその決意に迫る
若者はなぜ国を守るための学校に入ったのか?

Military Report

戦え!防御陣VS攻撃陣
最強の敵役が国防を鍛える
陸上自衛隊 部隊訓練評価隊

編集後記

編集長 高久 裕

高久 裕 プロフィール

 ロシアによるウクライナ侵攻の報道を、テレビや新聞、ネットで目にしない日はありません。ニュースでの現地市民へのインタビューを通して分かる、老いも若きも性別も関係なく、ウクライナ一般国民の国防意識の高さに驚かれた方も多いのではないでしょうか? もし、同じ事態が日本に起きたら果たして私たちはインタビューにどう答えるでしょうか? マモルでは、明日の日本を背負って立つ10~30代の国民400人に、「日本が侵略されたら戦いますか?」というアンケート調査を実施しました。さて、何パーセントの若者が「はい」と答えたでしょう? 結果は本誌をご覧ください。

特集

作家・時武里帆がその決意に迫る
若者はなぜ国を守るための学校に入ったのか?

ライター 時武 里帆

 今回お話を伺った生徒・学生の皆さんに「一番苦労したことは?」と質問したところ、ほぼ全員から「集団生活」「人間関係」との答えが返ってきました。全寮制の学校で生活する彼らにとって、分刻みのスケジュールでこなす日々の生活と密な人間関係はどんな厳しい訓練よりも大変な試練のようです。なにを拠りどころに乗り切るのか尋ねると、「同期の支え」との答えが圧倒的でした。集団生活の人間関係で苦労しているのに、その人間関係に支えられているというのです。一見矛盾するようですが、かつて同じような生活を経験した身としては「わかる、わかる!」と懐かしく共感を抱きました。世間一般の学生たちとちがって濃密な集団生活を送る彼らにとって、同期とは単なる同級生を超えた存在なのですね。苦楽をともにした強い絆は将来自衛官となってからも大きな支えとなるにちがいありません。ひたむきで活き活きとした姿に元気をいただきました。ありがとうございます。

カメラマン 伊藤 悠平

 カメラマンをしていて、今回念願だったMAMOR特集ページでの撮影を担当させて頂きとても嬉しかったです。 さて、今回は高等工科学校、防衛医学大学校、防衛大学校と学校を取材させて頂いたのですが、印象的だったのが皆さんの笑顔です。どうしても一般的なイメージだと「規律など厳しくて大変だろうな。」と言う感じですが、メリハリがあり休憩中や課外にカメラを向けると本当に素敵な笑顔を見せて頂きました。学校名を伏せていたら本当にどこにでもある学校と変わらない、むしろ普通の学校より生徒さん達の距離感が近いのではと感じました。
僕も若くてこれらの学校を学生時代に知っていて、学力があれば入学してみたかったと思いました。

Military Report

戦え!防御陣VS攻撃陣
最強の敵役が国防を鍛える
陸上自衛隊 部隊訓練評価隊

ライター 臼井総理

臼井総理 プロフィール

 部隊訓練評価隊、通称「FTC」は、私にとって数年前から編集部に「ここが見たい!」と熱望していた部隊。念願叶い、喜び勇んで現地、北富士演習場に赴いた。そこで見たのは、前評判に違わぬ演習対抗部隊・評価支援隊の「強さ」。パッと見でわかる隊員のフィジカルであるとか、装備が優れているとかではなく、隊員個々の持つ「使命感」や、訓練に臨む姿勢こそが「強さ」の源であると実感した。
 今回は、部隊内での訓練であり、外部から部隊を招いての対抗戦とは若干違うところもあったが、それでも貴重なFTCでの訓練風景を見ることができたのは私にとってラッキーだった。実戦さながら、刻一刻と変わる状況。そしてそれをリアルタイムでモニタリングする設備――。正直、1日2日ではなく、もっと細かく見てみたかった。個人的に、また別の形で取材、見学ができたらなあ……と、FTCへの思いをより強くした次第である。
 最後に、今回の取材では、隊長以下多くの隊員さんにご協力・ご配慮いただいた。ここで、あらためて感謝申し上げたい。

カメラマン 荒井 健

荒井 健 プロフィール

 こいつはどえらいシミュレーション?のめり込め!のめり込め!のっけからアラフィフにしかわからない歌を口ずさんでしまい申し訳ない。そう、今回は全国の普通科部隊と対戦して様々な評価をし、後の訓練に役立ててもらうことを主とした部隊訓練評価隊を取材撮影してきました。
 訓練は実戦さながらの緊迫感のなか、センサーを搭載してどこに当たったかを判別する機器をつけて空包で対戦する。優秀なセンサーでどこにどれほどのダメージがあったのかが分かる仕組みだ。空包とはいえ大きな音がするので振り向きざまに私の横で発砲された時は、今まで感じたことのない恐怖が残った。普段は全国から招き入れた部隊と敵対するのだが、今回は最強と名高い部隊訓練評価隊同士の対決である。もはや矛盾(ほこたて)。最強同士の実戦さながらの訓練。のっけのどえらいシミュレーションの意味が分かっていただけたと思う。そう興奮しっぱなしだった。富士の麓の広大で異質な風景と相まって普段の生活とは全く違う地上の、本物の戦場にしか感じられなかった。今この瞬間にもウクライナ軍は必死で戦っている。もしも自分があの場所にいたらと思うとこの撮影はより現実味を帯びてくる。毎度のことではあるが、自衛隊の努力を詳しくわかりやすい貴重な誌面を見てほしい。ちなみに、私は戦場カメラマンとして生きて帰ってくることが不可能だと分かりました。

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