MAMOR(マモル)2022年9月号

MAMOR(マモル)は、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

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特集

災害・有事を生き残る 自衛隊サバイバル術

編集後記

編集長 高久 裕

高久 裕 プロフィール

 最近は毎年のように自然災害が発生する日本。さらに世界に目を転じれば、国際社会の平和に責任を持つ国連安保理の常任理事国が、武力をもって他国に侵略するなど、いつ私たちの国の平和と暮らしの安全が脅かされるか分からない世の中になりました。日本が非常事態に陥ったときを想定して、何が起きても生き残る術と知識を今のうちに備えておきたいものです。そこで、今月号のマモルでは、日ごろ災害派遣活動で国民の力になってくれる自衛隊に、いざというときに身を守るサバイバル術を教えていただいきました。また、専門家には、日本にミサイルが飛んできた場合の対処法などについても聞きました。もはや、他国からの侵略は、絵空事ではないのです。ぜひ、ご一読を。

特集

災害・有事を生き残る 自衛隊サバイバル術

ライター 古里 学

 今回の特集の原稿を書くにあたり、銃やナイフで襲われた時にどう対処すればよいのかということをいろいろ調べてみました。するとどの資料でも異口同音に解説していたのは、まずは逃げる、隠れる。実際の緊急事態では、映画やまんがの主人公ように素手で相手の拳銃を取り上げて……なんてことはまず不可能だとのこと。あくまでエンタメ作品として楽しんで、ゆめゆめヒーローたちの真似をしないようにということでした。実際アメリカの学校では、銃の乱射事件に対処する「ロックダウンドリル」が実施されているそうです。この訓練では、不審者が侵入したという想定で、生徒や先生は教室に入って内側からカギをかけ、電気を消して部屋の隅でじっとしている。その際に逃げ遅れた仲間がいても絶対にドアを開けてはいけないとのこと。トイレに入っていた場合は、ロックして便座の上に登る。アメリカの個室トイレは、人が入っているのが外からわかるようにドアの下が大きく空いているためです。こうしたロックダウンドリルは日本の防災訓練と同じような感覚で行われているようです。110番通報を受けてパトカーが現場に到着するまでに擁する時間は平均8分、救急車は7分という日本では考えられないかの国の現実に、調べていてちょっと暗い気持ちになりました。それだけに日本が平和だということですし、それに自衛隊が貢献していることも忘れないようにしたいものです。

ライター 魚本 拓

魚本 拓 プロフィール

 先ごろ(2022年5月25日)、東京都は「首都直下地震等による東京の被害想定」を公表しました。それによると、「都心南部直下地震」が発生した場合、東京都内の死者の数は約6150人、負傷者は約9万3400人、避難者は約299万人、帰宅困難者は約453万人に登ると予想されています。47都道府県のなかでも最も人口の多い首都を想定した地震だけになんとも恐ろしい数字が並んでいますが、地震大国の日本では、被害の規模が異なるだろうとはいえ、いつでもどこでもこのような状況になる可能性があります。今回の「MAMOR」の特集では、そんないざというときのための、自衛隊の有事・災害対応をもとにしたサバイバル術や、避難所生活の対処法、被災後のメンタルケア、災害ボランティアの概要などについて紹介しています。今後、起こりうる災害に向けた包括的な特集となっておりますので、地震などに対して不安を覚えておられる方には、ぜひお手にとっていただき、参考にしていただければ幸いです。

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