MAMOR(マモル)2021年7月号

MAMOR(マモル)は、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

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FEATURE

特集

オリンピックを目指す
自衛官アスリートを応援しよう!

歩き方にも規則が!?
ルールがあるから自衛隊は強い!

Military Report

陸・海・空自衛隊の航空機を守るための世代交代
新・飛行点検機デビュー

編集後記

編集長 高久 裕

高久 裕 プロフィール

 今月号の特集の扱いには、正直、迷いました。雑誌制作の最終段階に来ても、まだ、オリンピックが開かれるのか、延期もしくは中止になるのかが分からないからです。しかし、結果がどうなろうとも、出場を目指す自衛官アスリートたちは、できることをやるだけと、ひたすら練習に励んでいます。そんな情熱に敬意を表して、この特集を組むことに決めました。今月号を読者が手に取るときに、オリンピックの開催に関する結果が出ているかもしれません。それが、どのような結果であろうとも、私たちの選手に対する思いは変わりません。がんばれ、自衛官アスリート! 夢に向かって努力する姿を、マモル読者は知っています。そして応援しています。開催されてもされなくても、皆さんの胸に読者からの“金メダル”を!

特集

オリンピックを目指す
自衛官アスリートを応援しよう!

ライター 古里 学

 今回取材した小原日登美3等陸佐は、それまで戦っていた51kg級から48kg級へ階級を変えて、見事ロンドン五輪金メダルに輝きました。われわれがダイエットで体重を落とすのと違って、格闘技の3キログラムはスピードや戦い方が全然違ってくるそうです。
「私は甘いものが大好きだったので、ウェイトコントロールは本当に辛かった。手の上に小さなお菓子をのせたまま、食べようかどうしようかずっと悩んだこともありましたね」
その苦しみの末に獲得した数々の栄誉の中で、最高のものは何といっても、自衛隊史上わずか5人、女性では小原3佐だけという第1級賞詞の複数受賞でしょう。
ということで、それを表した第2号防衛記念賞を見せてもらいました。う~ん、これがあの、幻の防衛記念賞かぁ。

カメラマン 増元 幸司

 今号では、ロンドンオリンピックのレスリングにて金メダルを獲得した小原日登美さんの撮影を担当させて頂きました。レスリング金メダリストと云う事で、もっとゴツイ体格の方を想像していましたが、実際お会いしてみると、どちらかといえば小柄な普通の女性でした。(そもそも48kg級なのでそんなにデカい筈はないですよね。失礼致しました)そして見た目通りに大変物腰の柔らかい女性でした。いろいろなポーズをお願いしても快諾して下さり、感謝の気持ちでいっぱいです。カメラマンという仕事柄、様々な方を撮影する機会がありますが、小原日登美さんに限らず、自衛官のみなさんはとにかく姿勢が良い!背筋がまっすぐなので、立ち方や姿勢で注文を付ける必要が全く無いのです。改めて思うと隊員たちの姿勢の良さのおかげで、いつもMAMORの撮影はスムーズに進行するのだな、と気付きました。

Military Report

陸・海・空自衛隊の航空機を守るための世代交代
新・飛行点検機デビュー

ライター 魚本 拓

魚本 拓 プロフィール

 自衛隊のなかにはその名を見たり聞いたりしただけではそれが実際にどのような任務を担うところか判然としない部隊があります。航空自衛隊の「飛行点検隊」もそのひとつではないでしょうか。結論からいえば、同部隊がいったい何を「飛行点検」するのかというと、それは自衛隊の航空機の飛行に関わる空港内にある施設や装備などです。  航空機は、雲の発生や降雨などで視界不良の状況でも問題なく飛行し、離着陸しています。それが可能なのは、航空管制と電波によって航空機が正確な飛行コースへと誘導されているから。なので、それら管制施設や誘導電波を発する航空保安無線施設などが正常に機能しているかどうかを定期的にチェックする必要があり、その任務を担っているのが飛行点検隊です。今回のミリレポでは、そうして陸・海・空の各自衛隊の航空機の安全な運航を守る同部隊を取材しました。同部隊について知りたい人はもちろん、唯一の国産旅客機で今年の3月まで点検機として活躍した YSー11FCをはじめ、歴代および現在の運用機についても触れていますので、航空ファンにも本誌をお手にとっていただければ幸いです。

カメラマン 荒井 健

荒井 健 プロフィール

 何気ない日常は誰かのおかげで快適に過ごせている。電車で車で飛行機で移動するときに時々思うことは大事で、何気ない日常に感謝し幸せを感じるから。コロナ禍の健全な過ごし方。
 取材で滑走路に安心して降りたてるのは操縦士と管制官と整備士のおかげばかりではないこと教えてくれました。 少しマニアックな本文になると思いますが、時代が変わるところにあり、国産YS-11FCが引退し最新のU−680Aが運行を始めました。松本零士が描くような丸い計器から液晶画面の計器へ、灰皿がついているシートから高級家具のようなシートへ、アナログからデジタルへ移行する様子を隊員のインタビューとともにぜひ見ていただきたい。
 今回引退したYS11-FCはいずれ国立科学博物館に展示されるでしょうが、その前に予習とフライトチェックの重要性を勉強しておいて損はないと思います。

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