MAMOR(マモル)
2019年12月号

MAMOR(マモル)は、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

FEATURE

特集

参加隊員の証言で見る72日間の活動内容
「自由で開かれたインド太平洋」における自衛隊の訓練とは?

マンガレポート
「はじめての総火演」

Military Report

隊員のさまざまな人生を乗せて飛ぶ
輸送航空隊物語
航空自衛隊 第401飛行隊

編集後記

編集長 高久 裕

高久 裕 プロフィール

 今月号の表紙とグラビア撮影は、護衛艦『いずも』で行いました。この艦は、ほかの護衛艦2隻と共に、2019年4月30日から72日間の航海に出ていました。「インド太平洋方面派遣訓練」に参加するためです。日本をたってからシンガポール、マレーシア、ベトナム、ブルネイ、フィリピンの5カ国を訪問し、期間中にアメリカ、インド、フランス、オーストラリアなどの海軍と共同訓練を実施したのです。参加隊員は約800人。彼らは、どんな訓練をし、また、どんな艦上生活を送っていたのでしょう? 隊員たちの証言から、その実態に迫ります。第2特集では、連載マンガ「隊長を勝手に表彰団」でおなじみの鈴木信也先生が、初めて見学した富士総合火力演習をマンガでリポートするなど、今月号も内容盛りだくさんです。ぜひ、ご購読ください。

特集 取材後記

参加隊員の証言で見る72日間の活動内容
「自由で開かれたインド太平洋」における自衛隊の訓練とは?

ライター 野岸 泰之

野岸 泰之 プロフィール

 この場を借りて読者の皆さんに伝えたいのは「IPD19って本当はもっとすごいんだよ!」ということです。何しろ約2カ月半の長い航海の間には他国との共同訓練をはじめ、レセプションや交流行事などが目白押し。数が多すぎてとてもじゃないけど誌面で紹介しきれませんでした(すべての訓練や行事は海上自衛隊のホームページにて膨大な写真と共に紹介されているので、そちらを見てください)。 そんな濃い~訓練なのに、おそらく世間ではあまり知られていないはず。なんてもったいないんでしょう! 私たちが知らない間に、隊員の皆さんは、インド太平洋地域各国と信頼関係を深める努力をしっかりとしてくれていたんです。蒸し暑いし忙しいし家族とは会えないし、大変な思いもたくさんしたはずです。でも、皆さんきっちり役目を果たして無事に帰って来てくれました。原稿をまとめながら、こういう努力と経験の積み重ねが、日本という国の未来を創る礎なんだな、としみじみ感じました。感謝の念と共に、多くの国でさまざまな体験をしたであろう隊員さんが、ちょっとだけ羨ましく思えました。

Military Report 取材後記

隊員のさまざまな人生を乗せて飛ぶ
輸送航空隊物語
航空自衛隊 第401飛行隊

ライター 坪田 敦史

 世界で活躍する輸送機の中でも、C-130シリーズは現代の輸送機の基礎を築いてきた「レジェンド」のような存在です。航空自衛隊でも小牧基地にC-130Hの1号機が配備されて30年以上たちますが、これまで多くの隊員の手でC-130Hが運用され、国内外の自衛隊の活動に貢献してきました。今後も長く活躍することが期待される輸送機ですので、C-130Hの運航に関わる新たな搭乗員の育成も常に行われています。今月号では、そんな「第401飛行隊」の隊員たちの姿を紹介させて頂きました。
 災害派遣や国際緊急援助活動などで活躍したC-130H搭乗員の方々から、たくさんのエピソードもお聞きしました。ある隊員は、休み明けに出勤した日の朝に突然アフリカへの飛行を命ぜられ、夕方までに全員で準備を整えて出発したそうです。それぞれ役割を持つ隊員が分担して作業に当たらないと、達成困難な輸送任務です。離陸後、快適とは言えない機内で何時間も飛びっぱなし。目的地に着いても、そこがどんな所か分からない、ちょっと不安な気持ちを抱えながら。
「C-130Hの運用は、難しい。だからこそ、やりがいがある」
 任務を成し遂げたときの話をしてくれる隊員たちは、みんな笑みがこぼれていました。チームでの達成感は大きいのでしょうね。これからも部隊の活躍を応援しています。

カメラマン 増元 幸司

 今回のミリレポでは、輸送航空隊の撮影を担当させて頂きました。予想以上の豪雨の中での撮影となり、青空を背景に颯爽と飛び去っていく輸送機、そして見送る隊員たち、という想像していたカットは結局撮れず。しかしながら、想像以上のカットも撮れました。それは、離陸のため駐機場から出発していく輸送機を土砂降りの中、誘導し見送る隊員たちの姿です。その背中からは仲間の無事と任務遂行を祈っていることを感じ取る事が出来ました。自衛隊の任務は、あらゆる天候、環境の中でも実行されている事を改めて実感できたのも、このような土砂降りでなければ感じ取る事が出来なかったと思います。そして、日々任務に就く隊員達には対して、ありがとうございます、そしておつかれさまです。と、心底思いました。


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