MAMOR(マモル)
2019年8月号

MAMOR(マモル)は、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

FEATURE

特集

那須川天心が参戦?
自衛隊式
格闘術入門!

Military Report

防大生が戦技能力を世界と競い、アジア・ナンバーワンに!
サンドハースト競技会2019

編集後記

編集長 高久 裕

高久 裕 プロフィール

 世の中は、ラグビーワールドカップ2019年大会で盛り上がっていますが、世界の軍人が4年に1度、優勝を競い合う「国際防衛ラグビー競技会」も今年、日本で初開催されるのです。もちろん、自衛隊も参加し、9月に熱戦を繰り広げます。そのチームと大会はマモル8月号に詳しく載せていますので、興味のある方はぜひ、ご覧ください。さて、この号の特集は、ズバリ「自衛隊式格闘術」。AIの時代がやってきて、どんなに装備が進化しようが、最後に頼りになるのは、やはり自衛官個人の格闘技量。その実力を測るべく、格闘技界のスーパースター那須川天心さんが、自衛隊式格闘術に挑戦しました! ミリタリーレポートは、防衛大学校の学生が参加した、国際的戦技競技会「サンドハースト競技会」のリポートです。各国から士官候補生が集い、それぞれ学んだ戦技を競う大会で過去最高位につけた防大生に迫ります。ラグビーに格闘技に戦技と、内容がギッシリとつまった8月号、ぜひ、購読ください。 

特集 取材後記

那須川天心が参戦?
自衛隊式
格闘術入門!

ライター 岡田 真理

岡田 真理 プロフィール

 大型の、またハイテクな装備品を駆使して任務を行う自衛隊。しかし、時代がどれだけ進んでも、「生身での戦い」への備えは欠かせません。不審者やテロといった、「何が起こるか分からない」状況で、身を守る手段となるのが、格闘です。柔道やボクシング、レスリングといった、いわゆる「格闘技」には明確なルールがあり、そのルールにのっとって勝利を目指します。しかし、自衛隊が対処すべき「生身での戦い」にはルールも勝敗もなく、「どんな状況であっても、自分や周囲の人の身の安全を確保する」という目的があるのみです。そのために、自衛隊ではどんな格闘訓練を行っているのか……今回の特集では、この核心に迫りました。冒頭では、総合格闘家の那須川天心さんに自衛隊の格闘訓練を体験してもらっています。初めての「格闘訓練」にも関わらず、すいすいとやりのける那須川さん。訓練体験を通して、那須川さんが得た「格闘技とは違う、自衛隊の格闘とは一体どういうものなのか」のコメントにも注目です!

フォトグラファー 村上 由美

 プロレスをリングサイドで撮影をする仕事が多いので、格闘術のようなものはなんとなく馴染みがあるような気がしていたのですが、インタビュー中に「競技ではないのでルールがない。ナイフを持っていたらナイフでくるのがわかるが、何も持っていないような時の方がどうくるのかわからず怖い」と言う話を聞き、ルールで守られた「競技」の格闘技とは根本から違うと思い知りました。体育学校でお会いした教官達は独特の緊張感みたいなものがあり、対面するのが少し怖いような気迫を感じました。そんな教官も「ナイフを持った人がきたら逃げるのが一番。でも守るべき国民が隣にいれば逃げるわけにはいけません」と語る姿に、自衛官という仕事が頼もしくてグッとくると同時に、どうか怪我をしませんようにと祈らずにはいられません。

ミリレポ 取材後記

防大生が戦技能力を世界と競い、アジア・ナンバーワンに!
サンドハースト競技会2019

ライター 臼井 総理

臼井 総理 プロフィール

 まずは、防大サンドハーストチームの皆さん、おめでとうございます! なんのことかわからない? そんな方はぜひ先に本誌記事をご覧ください。今回の取材、MAMOR歴5年超の私にとって、五指に入る思い出深いものになりました。その理由は……疲れたから(笑)。 事前打ち合わせの内容に増して、すごく走る必要がありました。グラウンドではないですよ、足を取られまくりの、演習場で。とはいえ、私は結構、車にも乗せてもらっていたのですが……。なにせ今回の取材班、他のメンバーはマラソン好きの体力自慢な方々。運動音痴は私だけ。お腹の出た中年ライターにはホントにキツかったです。その分、サンドハースト競技会の過酷さを、ほんのちょっとだけ味わうことができたような……。防衛大学校は、他国の士官学校とは少し異なり、学問・研究にも重きを置いた学校。体格的にも普段の訓練内容からも不利と思われていた競技会でこれだけの成果を残したのですから、本当に素晴らしいことです。これを今後の幹部育成に活かしてくことも求められるでしょう。今後の防大の活躍に、ますます目が離せません。

カメラマン 江西 伸之

江西 伸之 プロフィール

 選抜メンバー13人は男女混合、ハードな訓練を男女の別なくこなす姿は圧巻でした。また学生という立場上、課外時間や休日を返上して訓練時間を確保するなど苦労が多かったことと思います。ただ、総合訓練ではそのハンデを覆すかのように、時間があれば繰り返し熱心にAfter Action Review(AAR)が行われるなどチームワークが発揮されていました。苦しい訓練も「日本の力を世界にしらしめる!」の一念で臨み、結果として手に入れた日本代表を表す日の丸のワッペンはきっと想像以上の重みがあったことと思います。学生たちの思考力や判断力、そしてチームワークは間違いなく世界に「日本ここにあり」と存在感を示したことと思います。

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