MAMOR(マモル)
2019年7月号

MAMOR(マモル)は、防衛省が編集協力をしている唯一の広報誌です。
防衛省の政策や自衛隊の活動を分かりやすく紹介し、国民とともに防衛を考える広報誌を目指しています。

FEATURE

特集

元年に考える
新時代の防衛

Military Report

輸送機・救難機の基本操縦課程を学ぶ
パイロット資格への滑走路
第41教育飛行隊

編集後記

編集長 高久 裕

高久 裕 プロフィール

 元号が代わりました。新しい時代を迎えて、わが国の防衛はどう変わっていくのか? 自衛隊の未来は? そんな疑問に答えるために、今月号では、自衛隊の遠い未来をSFマンガに描き、近未来を識者たちの対談でわかりやすく解説しました。防衛政策や部隊構成、装備品などは、その時々の安全保障環境に合わせて進化していくのですが、変わらないのは、自衛官の士気の高さと国を思う気持ち。そして、その自衛隊に対する私たち国民の理解だと思います。その理解を深めていただく一助になれるように、令和のマモルも前進します。よろしくお願いします。

特集 取材後記

元年に考える
新時代の防衛

ライター 岡田 真理

岡田 真理 プロフィール

 これから自衛隊は、宇宙・サイバー・電磁波領域での対応に力を入れる」これ、自衛隊のトピックを気にかけている方なら一度は見聞きしたことがあると思います。でも、その「宇宙・サイバー・電磁波領域」って一体なんのことやら……? と思っている方、少なくないのではないでしょうか。SNSでも「え? 宇宙? サイバー? 電磁波? 自衛隊、これから何するの?」という投稿をよく見かけますし、私もその一人でした。

 そこで今回は、テレビなどでもお馴染みの、軍事アナリストの小川和久さん、ジャーナリストの井上和彦さん、フジテレビ解説委員の能勢伸之さんのお三方にご登場いただき、そこんとこを詳しく教えてもらいました。お話は対談でお伺いしたのですが、聞き手は私、岡田です。これまで10年以上、自衛隊取材で「なにそれ? 分からん!!」をしつこくしつこく根掘り葉掘り聞きまくり、読者のみなさまにお伝えしてきた岡田です。

 今回も、初歩的なことから斜め上の質問までをお三方にすべてぶつけ、その結果「宇宙・サイバー・電磁波領域での対応」というものがストンと理解できました。日本を代表する専門家のお三方に、こんな1から10まで根掘り葉掘り聞くのは失礼かな……と思いつつ、でもみなさんご親切に丁寧に教えてくださって、とてもいい記事を作ることができました。「陸・海・空」だけでなく、「宇宙・サイバー・電磁波」領域の対応にも力を入れていく自衛隊。なぜ、それが必要なのか……どう対応するのか……分かりやす~~く解説しましたので、ぜひご覧ください!

フォトグラファー 村上 由美

 陸上装備研究所でハイブリッド動力システム・軽量戦闘車両・レールガンを取材させていただきました。

 一番印象的なのはハイブリッド動力システムの試験室。「いかにもプロトタイプ!!」な車両が…漫画やアニメで育ってきた私はワクワクが止まりませんでした。車両後部がワイヤーで固定されていたり、車両であればついていないようなパイプが出ていたり、カラーが迷彩色じゃなかったり。とにかくフォトジェニックでした。ここでこのプロトタイプが色々な試験をされているのかと思うと…試験中の車両が見てみたいという欲求に駆られます。

 装備品の研究は「これができればあれが出来るようになる」といったことの連続なんだと感じました。そして他国がどんな装備品を開発しているのかも重要になってくる盾と矛の世界だと改めて感じました。

ミリレポ 取材後記

輸送機・救難機の基本操縦課程を学ぶ
パイロット資格への滑走路
第41教育飛行隊

ライター 古里 学

 今回取材に訪れた航空自衛隊美保基地のある鳥取県弓ヶ浜は、名前のとおり約17キロにわたり弓状に延びた半島です。日本の白砂青松100選にも選ばれている砂浜の向こうには古代からの信仰の山・大山がそびえ、汽水湖の中海と美保湾に挟まれて山海の美味にも恵まれた風光明媚な土地でした。ただ気象は、東京から来たわれわれにとっては厳しいの一言。
 2日間の滞在期間中に晴れ、曇り、雨、そして吹雪と全ての天気があったうえに、時には猛烈な風が吹きすさび、岸壁を超えるほどの荒波が打ち寄せることも。それでも広報担当官によると、今年は雪が少ないので、例年よりは穏やかな冬だったそうです。その中で何度も離着陸の訓練を繰り返していた第41教育飛行隊の学生たち。厳しい環境の中、学生の技量も高まっていくのだと感じました。

カメラマン 村上 淳

村上 淳 プロフィール

 今回のミリレポでお邪魔させていただいたのは、輸送機や救難機などのパイロットを教育している「第41教育飛行隊」。

 部隊で使用しているT-400の白い機体は、いつもグレーや迷彩色の飛行機を見慣れているので目新しく、眩しく見えました。ある教官が書いた「一飛入魂」という書が教室の壁に掛かっていましたが、学生たちは全力で文字通り魂を込めて飛行訓練や座学に勤しんでいるように見えました。毎日ぬるーく生きている自分も今一度気を引き締め「一撮入魂」で頑張ろうと思った今回の取材でした。

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