令和6年4月26日
防衛省
今般、海上自衛隊の護衛艦「いなづま」の当時の艦長が特定秘密の情報を取り扱う資格のない隊員1名を特定秘密取扱職員に指名し、戦闘指揮所(CIC)において特定秘密の情報を取り扱わせていたことが判明しました。また、陸上自衛隊北部方面隊隷下の部隊指揮官が特定秘密の情報を知るべき立場にない隊員に対して特定秘密の情報を漏らしたことが判明しました。これらを受け、当事者及び関係者の懲戒処分を実施するとともに、陸上自衛隊の事案については警務隊に告発状を提出することとしました。
海上自衛隊の現職の幹部自衛官が特定秘密等の情報を漏えいした事案が発生して以降、再発防止措置を講じてきているにもかかわらず、新たな事案が発生したことは誠に遺憾です。かかる事案が生起したことを防衛省・自衛隊として深刻に受け止め、本日以降、副大臣を長とする再発防止検討委員会において情報保全体制の見直しに係る検討を行ってまいります。