第6回宇宙開発利用大賞における防衛大臣賞の決定について

令和6年2月27日
防衛省

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宇宙開発利用大賞は、宇宙開発利用の推進に多大な貢献をした優れた成功事例に関し、その功績をたたえることにより、我が国の宇宙開発利用の更なる進展や宇宙開発利用に対する国民の認識と理解の醸成に寄与することを目的とした表彰制度です。平成25年度に創設後、隔年を基準に開催しており、今年度で6回目となります。

防衛大臣賞は、防衛分野における宇宙開発利用の推進、宇宙空間の安定的利用の視点から、防災を含む国民の安心・安全への寄与に特に顕著な功績があったと認められる事例に授与されます。防衛省は、厳正な審査の結果、以下の取組を第6回宇宙開発利用大賞の防衛大臣賞として決定しました。

受賞者

宇宙航空研究開発機構 追跡ネットワーク技術センター

事例名

宇宙状況把握(SSA)システムの開発

事例の概要

現在、地球近傍のスペースデブリは増加の一途をたどっており、これらによる宇宙機の破壊等のリスクが高まり、宇宙開発利用の大きな問題となっている。この問題に対する取組において、まずスペースデブリの存在、軌道情報を把握するための“宇宙状況把握(SSA:Space Situational Awareness)”が必要不可欠である。

JAXAは、2016年度から2022年度末にかけて、これまでの知見を活かしてスペースデブリ観測・解析のためのシステムを新たに開発した。そして、当該システムにより観測データを国のSSA体制の中核を担う防衛省のSSAシステムに提供するなど、防衛省-JAXA間でのSSAに係る情報共有を可能とすることで、我が国のSSAの取組に貢献している。

(参考)第6回宇宙開発利用大賞の詳細は以下のHPから閲覧できます。