米軍再編に係る航空機訓練移転について

令和5年7月27日
防衛省

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令和3年3月の「2+2」共同発表において、同盟の運用の即応性及び抑止態勢を維持し、将来的な課題に対処するための実践的な演習及び訓練の必要性を確認したこと、及び嘉手納飛行場等に所属する戦闘機の訓練移転等、引き続き地元の負担軽減に取り組んでいく必要があるとの観点から、米軍の抑止力を維持しつつ、沖縄を始めとする地元の負担軽減を図るための訓練移転を更に促進するための具体的な措置として、令和4年に発効した「在日米軍駐留経費負担(同盟強靱化予算)に係る特別協定」において、アメリカ合衆国の施政の下にある領域又は同国の領域としてアラスカを新たに航空機訓練移転先の対象とすることが合意されました。これを受け、アラスカにおける訓練実施に向けた詳細について調整を進めてきたところ、本日(令和5年7月27日)、日米合同委員会において次のとおり合意しました。

なお、アラスカへの航空機訓練移転の個々の計画の具体的な内容については、日米間で調整の上、公表することとしています。

1.追加された航空機訓練移転先

アラスカ州のアイルソン空軍基地、エレメンドルフ・リチャードソン統合基地、統合太平洋アラスカ演習施設とそれらの周辺区域

2.航空機移転訓練計画

航空機訓練移転の機会に、訓練移転先基地での運用状況及び訓練態様を日米双方で把握しつつ、相互運用性の向上につながる日米共同訓練が実現するよう訓練計画を検討

以上