北朝鮮のミサイル等関連情報

令和4年10月9日
防衛省

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  1. 北朝鮮は本日1時台、北朝鮮東岸付近から、2発の弾道ミサイルを、東方向に向けて発射しました。詳細については現在分析中ですが、落下したのは朝鮮半島東側の日本海であり、いずれも我が国の排他的経済水域(EEZ)外と推定されます。飛翔距離等については以下のとおりと推定され、また、発射場所が海上である可能性も含め、引き続き分析中です。
    ① 1時47分頃、北朝鮮東岸付近から東方向に向けて発射し、最高高度約100km程度で、約350km程度飛翔。
    ② 1時53分頃、北朝鮮東岸付近から東方向に向けて発射し、最高高度約100km程度で、約350km程度飛翔。
  2. 防衛省から、政府内及び関係機関に対して、速やかに情報共有を行いました。現在までのところ、航空機や船舶からの被害報告等の情報は確認されていません。
  3. 総理には、本件について直ちに報告を行い、
    ① 情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対して、迅速・的確な情報提供を行うこと
    ② 航空機、船舶等の安全確認を徹底すること
    ③ 不測の事態に備え、万全の態勢をとること
    の3点について指示がありました。
  4. これを受け、防衛大臣は
    ① 米国等と緊密に連携しつつ、情報収集・分析に全力を挙げること
    ② 不測の事態の発生に備え、引き続き警戒監視に万全を期すこと
    の2点について指示を出しました。その後、副大臣の下で関係幹部会議を開催するなど、対応に万全を期しているところです。
  5. これまでの弾道ミサイル等の度重なる発射も含め、一連の北朝鮮の行動は、我が国、地域及び国際社会の平和と安全を脅かすものです。また、このような弾道ミサイル発射は、関連する安保理決議に違反するものであり、強く非難します。
  6. 防衛省・自衛隊としては、引き続き、米国等とも緊密に連携し、大臣指示に基づき情報の収集・分析及び警戒監視に全力をあげるとともに、今後追加して公表すべき情報を入手した場合には、速やかに発表することとします。
北朝鮮のミサイル等関連情報(続報)