中国弾道ミサイル発射について

令和4年8月4日
防衛省

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  1. 中国は、本日15時頃から16時過ぎにかけて9発の弾道ミサイルを発射した模様です。そのうち5発が我が国の排他的経済水域(EEZ)内に落下したものと推定されます。詳細以下のとおり。
    ① 14時56分頃、福建省沿岸から発射し、約350km程度飛翔。
    ② 14時56分頃、中国内陸部から発射し、約700km程度飛翔。
    ③ 15時14分頃、中国内陸部から発射し、約550km程度飛翔。
    ④ 15時57分頃、浙江省沿岸から発射し、約350km程度飛翔。
    ⑤ 15時57分頃、浙江省沿岸から発射し、約650km程度飛翔。
    ⑥ 16時05分頃、福建省沿岸から発射し、約500km程度飛翔。
    ⑦ 16時05分頃、福建省沿岸から発射し、約550km程度飛翔。
    ⑧ 16時08分頃、福建省沿岸から発射し、約500km程度飛翔。
    ⑨ 16時08分頃、福建省沿岸から発射し、約550km程度飛翔。
  2. ①については、中国が公表していた与那国島の北北西に設定されている訓練海域内の我が国EEZ外に、⑤から⑨については、中国が公表していた波照間島の南西に設定されている訓練海域内の我が国EEZ内に落下したものと推定されます。さらに、⑥から⑨については、台湾本島上空を飛翔したものと推定されます。
  3. なお、②及び③については、中国が公表していた台湾南西に設定されている訓練海域に、④については、中国が公表していた台湾北部に設定されている訓練海域に落下したものと推定されます。
  4. 我が国のEEZを含む我が国の近海に設定された訓練海域に弾道ミサイルが落下しており、我が国の安全保障及び国民の安全に関わる重大な問題であり、強く非難します。
  5. 防衛省・自衛隊としては、引き続き、情報の収集・分析や警戒監視等に全力をあげてまいります。
中国弾道ミサイル発射について