「瀬取り」に対する関係国による警戒監視活動について

令和元年5月24日
防衛省

  1. 国連安保理決議により禁止されている北朝鮮籍船舶の「瀬取り」を含む違法な海上活動に対して、カナダが、6月上旬以降、国連軍地位協定に基づき、在日米軍嘉手納飛行場を拠点として、昨年以降3度目となる航空機による警戒監視活動を行うことになりました。また、カナダ海軍フリゲート「レジーナ」及び補給艦「アステリックス」が、6月中旬以降、東シナ海を含む我が国周辺海域において、カナダ海軍艦艇として昨年以降2度目の警戒監視活動を行う予定です。
  2. 我が国としては、北朝鮮の完全な、検証可能な、かつ、不可逆的な方法での全ての大量破壊兵器及びあらゆる射程の弾道ミサイルの廃棄の実現に向け、国際社会が一致団結して、国連安保理決議の実効性確保に取り組んでいく観点から、カナダの取組を歓迎します。
  3. 防衛省・自衛隊としても、海上自衛隊が国連安保理決議違反が疑われる船舶の情報収集をしており、関係国と緊密に協力を行ってまいります。

【参考】関係国による警戒監視活動

1.航空機による警戒監視活動
 米国に加え関係国の航空機が、在日米軍嘉手納飛行場を拠点として、警戒監視活動を実施。
・2018年4月下旬から約1か月間、オーストラリア及びカナダが航空機を派遣。
・同年9月中旬から約1か月半の間 、オーストラリア、カナダ及びニュージーランドが航空機を派遣。
・同年12月上旬から約1週間、オーストラリアが航空機を派遣。
・2019年3月中旬から約3週間、フランスが航空機を派遣。
・同年5月上旬以降、オーストラリアが航空機を派遣。

2.艦艇による警戒監視活動
 米国に加え関係国の海軍艦艇が、東シナ海を含む我が国周辺海域において、警戒監視活動を実施。
・英国海軍:フリゲート「サザーランド」(2018年5月上旬)
揚陸艦「アルビオン」(2018年5月下旬~6月上旬、6月中旬)
フリゲート「アーガイル」(2018年12月中旬、2019年1月上旬)
フリゲート「モントローズ」(2019年2月下旬~3月上旬)
・カナダ海軍:フリゲート「カルガリー」(2018年10月上旬及び下旬)
補給艦「アステリックス」(2018年10月上旬~下旬)
・オーストラリア海軍:フリゲート「メルボルン」(2018年10月上旬、2019年5月上旬)
・フランス海軍:フリゲート「ヴァンデミエール」(2019年春)
[参考]カナダ哨戒機CP-140 (出典・カナダ国防省)
[参考]カナダ海軍フリゲート「レジーナ」(下)、カナダ海軍補給艦「アステリックス」(上) (出典・カナダ国防省)

我が国における国連安保理決議の実効性の確保のための取組